こんにちは、しーたかです。
今回は『玉川 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 2017BY』をいただきました。
京都府京丹後市の木下酒造のお酒です。
2007年からイギリス人のフィリップ・ハーパー氏が杜氏を務め、味も知名度も全国区になった『玉川』。
『玉川』の中でもおそらく一番人気なのは夏頃に出荷される『アイスブレーカー』ですかね?涼しげなペンギンのラベルが印象的です。
今まで飲んだことがない方でも「ペンギンのラベルは見たことがある!」という方は多いのではないでしょうか?
こんなかわいいラベルのお酒も出している『玉川』ですが、全体的にパワフルでヘビーな味わいのお酒が多く、なかなか初見殺しのお酒なのではないかと思います。
非常に強い酒質のお酒なので熟成にも向いていますが、その反面「個性が強すぎて苦手」という方も多いかもしれません。
ハマる人はところんハマるし、苦手な人はとことん苦手。私はどちらかといえば好きな方のお酒なんですけどね。一定の距離を保ちながらお付き合いしていこうかなという気持ちです(笑)
今回いただく『玉川 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 2017BY』も、字面だけでゴリゴリな要素てんこもりです(笑)
玉川×雄町は相性良さそうな予感!楽しみにいただくことにします。
『玉川 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 2017BY』すさまじいパンチ、まるでラフロイグを思わせるタフな味わい。しかし『玉川』のなかでは比較的飲みやすい方なのかも…?
『玉川 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒 2017BY』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米(国産米) |
原料米 | 雄町 100% |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 18度以上19度未満 |
アルコール分18度台のお酒でも『玉川』だと「ちょっと低めかなー」なんて思ってしまうのけっこうヤバイと思う(笑)
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると パイナップルや薬品系の刺激的でたくましい香り、ちょっぴりスモーキーなニュアンスも。
あぁ~…香りの時点で既にデンジャラス!ちょっと躊躇してしまいますね、これは。
口に含むと、乾燥させたオレンジやマンゴーのような香りとともに、一気に目が覚めるような力強い甘旨味が口いっぱいに瞬時に膨らみます。
生熟ゆえにナッツのような風味もあり、舌に絡み付くように乗っかってきますね。ジューシーさもありますがとっつきやすさは微塵もなく支配的な味わいとでもいいますか。なんですかこの暴力的な旨みは?(笑)
酸味ももちろん強めだが、ホロンとした印象。いやはやアウトローな味わいだよねぇ…圧倒的な旨みの前に渋味苦味が美しく感じる謎の現象が起きています。
しょっちゅう飲みたいわけではありませんが、今後もこの味で継続してほしいものですね。スコッチウィスキーで言えば『ラフロイグ』や『ボウモア』のようにクセになる『玉川』でした。
それではまた。
たまにはしたたかに酔いたい夜もある?そんなあなたにオススメのパワフルな味わいのお酒をピックアップしました。こちらも是非ご覧ください↓