こんにちは、しーたかです。
今回は『風の森 雄町80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒』をいただきました。
奈良県御所市の油長酒造のお酒です。
当ブログでは約1年ぶりの登場となる『風の森』。頻繁に飲んでいるわけではないものの、定期的にいただいている銘柄のひとつです。安定して酒質が高く、入手しやすいのがいいですよね。
『風の森』で雄町といえば、ひとつ上のグレードで『風の森 純米吟醸 純米吟醸 しぼり華』をいただきましたね。『風の森』の中では最もスイートな設計というだけあって、フレッシュで果実系の甘みが際立つ仕上がりでした。『風の森』独特の硬さ?ハリ?があまり感じられず意外に思ったことをよく覚えています。
今回いただく『風の森 雄町80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒』は、精米歩合80%ということでそれなりに飲み応えもあるんでしょうかね?前回飲んだ純米吟醸との違いも意識して飲んでみようと思います。
『風の森 雄町80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒』風の森の中ではアルコール感やや強め。複雑な味わいで飲み応え抜群です。
『風の森 雄町80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒』の裏ラベルはこちら
裏ラベルの解説曰く
低精米でありながら、超低温長期発酵によって雄町の個性を存分に引き出しました。溶解性の高い雄町80%精米ならではの複雑性をそなえた味わい。リッチな甘みと酸味がバランスよく調和しています。
とのことです。
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 岡山県産 雄町 100%使用 |
精米歩合 | 80% |
アルコール分 | 17度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、微かに洋梨、またやや強めにメロンの香りを感じます。上滑りしない芯を感じさせる香りというか、低精白のお酒らしさは香りからも伝わってきます。
口に含むと、微かなガスとともにメロンの皮に近い部分を思わせるフレッシュな甘旨味 が膨らみます。
いかにも『風の森』らしい硬質でカチッとした印象。爽やかなラムネっぽさもありますけど、酒としての強度がより際立っていますね。しかもちょっと複雑な味っていう、一言では言い表しにくいお酒だね、君は(笑)
甘みの中からくっきり浮き出てくるエッジの効いた酸も特徴的。全体的にクリアでジューシー。アタックは果実系の甘味を感じますが後半はアルコール度数の高さも手伝ってか結構ドライですね!
これ以上アルコールが強いと飲みづらいかなー?ここが本当ギリギリ。
『風の森』の商品群の中でではアルコール感や苦味が強く出ている気がします。私は全然余裕だけど、許容できない人はそれなりにいるんじゃないでしょうか。
そんなわけで今回いただいた『風の森 雄町80 純米しぼり華 無濾過無加水生酒』、シリーズの中ではひときわ馬力を感じさせる味わいのお酒でした。
前回飲んだ純米吟醸とは全然別物ですね(笑)同じ雄町でも味の構成はほぼ真逆。個人的には今回の80%精米の方が好きかなー。
個人的に『風の森』は低アルコールのお酒の方が飲んでいて面白いものが多いのかもという気がしてきましたね…。せっかくなので集中的に飲んでみます!(次回?へ続く)
それではまた。
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