こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』をいただきました。
静岡県静岡市の神沢川酒造場のお酒です。
『正雪』の紹介はだいぶ久しぶりになってしまいましたね。実際はちょいちょい飲んでいるのですが、前回の投稿はまさかの4年前。『正雪 純米大吟醸 秋あがり』をいただきました。非常に端正でベーシックな味といいますか、オールドファッションドな(もちろんいい意味で)静岡吟醸というイメージがありますよねー。
あ、そうそう前回の秋あがりの記事を読み直して思い出しました。『正雪』の神沢川酒造場は南部杜氏が代々務めている関係で、静岡県の酒米だけでなく、岩手県の酒米もよく使うんですよね。
今回いただく『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』も、岩手県産の「吟ぎんが」を使用したお酒です。
「吟ぎんが」は岩手県内では非常にポピュラーな酒米ですね。吟醸酒向きで綺麗な酒質に仕上がりやすい酒米のため、淡麗な味わいを志向する『正雪』にはぴったりハマっていますね!
『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』折り目正しい澄んだ味わい。スーッと伸びのいい酒質が気持ちいいですね!
『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 岩手県産 吟ぎんが 100% |
精米歩合 | 50% |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.1 |
アルコール分 | 16度以上17度未満 |
スペックでひとつ面白いのは、このお酒は一回火入れの生貯蔵タイプなんですよね。
生貯蔵というとGW頃~夏までに出荷する酒蔵さんが多いので、2月出荷はけっこう珍しいんじゃないかと思います!
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、ごくごくわずかにバナナやメロンのような淡い香り。爽やかで落ち着いた典型的な静岡吟醸の香りですよねー。安心感すら感じます(笑)
口に含むと、軽快でいいツルッとした舌触りで甘旨みが滑り込みます。微妙に果実系の甘みもありますが、米由来のプレーンで落ち着いた旨みの方が勝っていますね。
『正雪』はいつ飲んでも期待通りの酒質だなぁ。透明感もあって端正で、多少の起伏はあれど全体的には直線的な味わいを堅持します。こういう淡麗なお酒を無性に欲しくなるときがあるんだよねー。
清涼感もありますが浮わついたところはなく、地に足のついた感じ。
酸もごくごく控えめでお手本のような静岡型の吟醸酒ですね!超ベタに白身の刺身と合わせたいです。
それではまた。
静岡県のオススメのお酒をピックアップしました。ぜひこちらもご覧ください↓