しーたかの日本酒アーカイブ

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静岡県『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』端正で直線的な味わい。生貯蔵ならではの清らかなニュアンスも心地よい『正雪』らしい1本でした。

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こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。

今回は『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』をいただきました。f:id:sakearchive:20200419154000j:image
静岡県静岡市の神沢川酒造場のお酒です。

『正雪』の紹介はだいぶ久しぶりになってしまいましたね。実際はちょいちょい飲んでいるのですが、前回の投稿はまさかの4年前。『正雪 純米大吟醸 秋あがり』をいただきました。非常に端正でベーシックな味といいますか、オールドファッションドな(もちろんいい意味で)静岡吟醸というイメージがありますよねー。

sakearchive.hatenablog.jp

あ、そうそう前回の秋あがりの記事を読み直して思い出しました。『正雪』の神沢川酒造場は南部杜氏が代々務めている関係で、静岡県の酒米だけでなく、岩手県の酒米もよく使うんですよね。

今回いただく『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』も、岩手県産の「吟ぎんが」を使用したお酒です。

「吟ぎんが」は岩手県内では非常にポピュラーな酒米ですね。吟醸酒向きで綺麗な酒質に仕上がりやすい酒米のため、淡麗な味わいを志向する『正雪』にはぴったりハマっていますね!

『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』折り目正しい澄んだ味わい。スーッと伸びのいい酒質が気持ちいいですね!

『正雪 純米吟醸 吟ぎんが 生貯蔵』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20200419172118j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 岩手県産 吟ぎんが 100%
精米歩合 50%
日本酒度 +4
酸度 1.1
アルコール分 16度以上17度未満

スペックでひとつ面白いのは、このお酒は一回火入れの生貯蔵タイプなんですよね。

生貯蔵というとGW頃~夏までに出荷する酒蔵さんが多いので、2月出荷はけっこう珍しいんじゃないかと思います!

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、ごくごくわずかにバナナやメロンのような淡い香り。爽やかで落ち着いた典型的な静岡吟醸の香りですよねー。安心感すら感じます(笑)

口に含むと、軽快でいいツルッとした舌触りで甘旨みが滑り込みます。微妙に果実系の甘みもありますが、米由来のプレーンで落ち着いた旨みの方が勝っていますね。

『正雪』はいつ飲んでも期待通りの酒質だなぁ。透明感もあって端正で、多少の起伏はあれど全体的には直線的な味わいを堅持します。こういう淡麗なお酒を無性に欲しくなるときがあるんだよねー。

清涼感もありますが浮わついたところはなく、地に足のついた感じ。

酸もごくごく控えめでお手本のような静岡型の吟醸酒ですね!超ベタに白身の刺身と合わせたいです。

それではまた。

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