こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『惣誉(そうほまれ) 純米吟醸50 夢ささら』をいただきました。
栃木県芳賀郡の惣誉酒造のお酒です。
生産量の90%以上を地元の栃木県内で消費される地元密着型の銘柄『惣誉』。
と、言っても地元の人しか知らない門外不出のお酒というわけではありません。
むしろ関東では比較的よく見かけますよね。やはり有力酒販店が扱っているのが大きいのでしょうか。
全体的にモダンとクラシックの中道に位置するような食中酒タイプの酒質で、私としては結構好きなお酒なんですよねー。落ち着きのある旨味とどことなくエレガントさを感じさせるお酒が多い印象です。
前回は秋の季節商品『惣誉 ひやおろし 生酛 特別純米酒』をいただきました。
さて、今回いただく『惣誉(そうほまれ) 純米吟醸50 夢ささら』は、栃木県の新品種『夢ささら』という酒米を使用したお酒です。
2018年に品種登録されたばかりでまだ日が浅いものの、すでに栃木県のほとんどの酒蔵さんが使用していることから期待度の高さが伺えますよねー。高精白に耐えられる酒米ですので、今後は高級酒のリリースも期待されます!
『惣誉 純米吟醸50 夢ささら』穏やかな果実香と軽快な飲み口。吟醸造りでも全く浮わついたところはなく食中酒としてのパフォーマンスを遺憾なく発揮する1本です。
『惣誉 純米吟醸50 夢ささら』の詳細はこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 栃木県産 夢ささら 100% |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 15度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、うっすらとメロンや洋梨のような品のいい香りがします。
口に含むと、磨き込んだ滑りのいいクリアな甘旨みが軽やかに膨らみます。『惣誉』にしては珍しく果実感もありますね。
涼やかで伸びのいい味わい。全体的に繊細で伸びのいい酒質です。ハッとさせられる艶感もあるものの、決して浮わつかないのが『惣誉』らしいですね!
アフターの酸味も軽快ですね。レギュラーの特別純米や生酛仕込みのお酒とはまた違ったテイスト。夏限定商品の『惣誉 睡蓮 純米酒』に近いかなー?『惣誉』のお酒のなかでは女性的なニュアンスを感じる味わいです。
温度が上がってくるとソフトな旨み、ドライさも。ぬるめのお燗もなかなか良いです。冷酒で飲むと微かに感じられるミルキーさが増してまろやかに楽しめますよ。
軽快なタイプのお酒であっても、お燗できちんと(?)おいしく飲めるのは『惣誉』のいいところですね。
そんなわけで今回いただいた『惣誉 純米吟醸50 夢ささら』、穏やかな果実香と品のいいい味わいが印象的でした。
今回のお酒を飲んで再認識しましたけど『惣誉』は超優秀な黒子ですよね。『惣誉』のラインナップだけで食事の序盤から終盤までカバーできますもん。とくに飲食店では重宝されるであろう1本です。スタンスのブレなさに拍手!
それではまた。
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