しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

栃木県『七水(しちすい) 純米大吟醸 40 Y2 夢ささら×山田錦 生』綿飴のようなエアリーさとファンシーな甘みが奏でる心地よい質感。七水ならではの離れ業ですね~感服しました…!

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こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。

今回は『七水(しちすい) 純米大吟醸 40 Y2 夢ささら×山田錦』をいただきました。f:id:sakearchive:20200419153623j:image
栃木県宇都宮市の虎屋本店のお酒です。

『SAKE COMPETITION』や『IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)』といったコンクールで軒並み上位入賞を果たすなど、北関東では無双状態の『七水』。

特に『七水』が受賞している純米吟醸クラスのお酒は、多くの酒蔵さんがしのぎを削っているカテゴリーですから値千金ですよね。

 

個人的に虎屋本店のお酒は『虹の井』を何度か飲んだことがあります。比較的落ち着いた風味の酒中酒タイプのお酒っていうんですかねー。ただ、味はいいのですがともすれば他の酒蔵さんのお酒との差別化が難しそうな感じを受けました。

実際に少し前まではイチ地方の隠れた銘酒といったポジションだったと思います。

それが『七水』を引っさげてコンクールへの積極的な出品、そして近年のブレイクでしょう?いい意味でこんなに野心的な酒蔵だったとは思いもよりませんでしたね(笑)

 

さて今回いただく『七水(しちすい) 純米大吟醸 40 Y2 夢ささら×山田錦 生』は、栃木県の新品種ゆめささらと酒米の王様と呼ばれる山田錦で醸す純米大吟醸のお酒です。

なんで『Y2』なのかと思ったら夢ささらと山田錦から来ているんですね!精米歩合は40%とかなり贅沢な造りです。しかもお値段的には純米吟醸クラスのお酒に毛が生えた程度と非常に良心的なんですよー。

『七水 純米大吟醸 40 Y2 夢ささら×山田錦 生』各種コンクールの受賞ラッシュは伊達じゃないですね。質の良さも個性もビンビン感じます。

『七水 純米大吟醸 40 Y2 夢ささら×山田錦 生』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20200419153639j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 夢ささら 80% 山田錦 20%
精米歩合 40%
日本酒度 -3
酸度 1.5
アルコール分 16度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、桃や水飴を思わせる香り。深く吸い込みたくなるような清々しさもあっていいですね~これはいい酒の予感がします。

口に含むと、やはり桃や青リンゴのような香りとともに綿飴のようなふわっとした甘みが膨らみます。

特筆すべきは甘みの質感のよさですよね。ほどよく密度があってボリュームもあるのに淡さがあるというか、めちゃめちゃエアリーなんですよ。夢でも見てるのかなってぐらいの浮遊感。こういうタイプのお酒は最近とんと飲んでなかったなぁ。

甘みの質でもうひとつ付け加えるとシロップ感がギリギリ出そうで出ないところもいいですね。シロップっぽい味が出ると一気に安っぽく感じますからね。

まぁシロップ系の代表格の『花陽浴』ぐらいまでいけば「これもアリかな」と言う気にもなりますが、基本的にはない方が好ましいのかなと。

アフターは軽めの酸とともに昇華するようなイメージ。苦味は比較的控えめでストレスのないものでした。

そんなわけで今回いただいた『七水(しちすい) 純米大吟醸 40 Y2 夢ささら×山田錦 生』、淡く丸みのあるファンシーな甘みが魅力のお酒でした。

いわゆる芳醇旨口タイプのお酒にはやや飽きが来つつありますが、このぐらいレベルの高いお酒を飲むとハッとさせられますね。

せっかくなので近いうちに他のスペックも試してみたいです。

それではまた。

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