こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『磯自慢 純米吟醸 山田錦』をいただきました。
静岡県焼津市の磯自慢酒造のお酒です。
吟醸酒王国静岡県でもおそらく一番人気の銘柄でしょう。持ち前の技術力に加え、兵庫県東条産の山田錦を潤沢に使用できるのは相当なアドバンテージ!高価格帯の商品だけでなく、4合瓶1000円台のデイリー酒にまで上等な山田錦を惜しみなく突っ込んでますからね。
3年前に購入したヴィノスやまざきオリジナルの『磯自慢 駿光の雫 選抜・本醸造』なんて1300円ぐらいじゃなかったっけ?高級酒市場から晩酌酒までうまい値付けで展開している印象です。
さて今回いただく『磯自慢 純米吟醸 山田錦』は昭和59年から続くド定番のレギュラー商品です。長らく飽和状態にある純米吟醸規格のお酒のなかでも、一際存在感のある銘柄ですよねー。
とはいえ最近は、コロナ渦の影響が依然として強く、『磯自慢』ですら在庫を持て余している酒屋さんを多く見かけます。私が今回購入したのも、実は『十四代』と抱き合わせになっていたからなんですよね。『磯自慢』が抱かれているってなかなかの衝撃ですよ!普段ならピンで売れていく銘柄なのに…。
コロナ渦における日本酒業界の買い手市場はまだまだ続きそうですが、個人消費の日本酒ファンはこの状況を無理矢理でも楽しむしかないですね。
『磯自慢 純米吟醸 山田錦』
『磯自慢 純米吟醸 山田錦』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 兵庫県特A地区東条産 特上~特等 山田錦 100% |
精米歩合 | 麹米 50% 掛米 55% |
使用酵母 | 自社保存 |
粕歩合 | 52~57% |
日本酒度 | +4~+6 |
酸度 | 1.3 |
アルコール分 | 15度以上16度未満 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、メロンのような爽やかで品の良い香りがします。額に入れて飾りたい典型的な静岡吟醸のフレーバーが心地いいですね。
口に含むと、メロンや洋梨のような清々しく淡い果実味が膨らみます。クリーンで透き通った液体がしっとりと舌を湿らす。メロンというよりもう少し甘さが控えめな瓜っぽいといった方が適切かも?
澄みわたる味わいに、針の穴を通すようなコントロールされた爽やかな苦味が格別。
比較的あっさりした味わいでいて、物足りなさを感じさせない設計がいいよね。私の好きな銘柄だと『勝駒』もそんな感じだね。
開栓後、時間が経っても味がほとんど崩れない酒質も魅力。もちろん冷蔵保管が前提ですが、2週間~1ヶ月ぐらいなら問題なく耐えられます。
毎日飲んでも飽きにくい酒質ということを考えれば、一升瓶でゆっくり楽しむのもアリでしょう。今ならネットショップでも定価で転がっています。地域な問題で普段はなかなか購入できない方もこの機会にぜひぜひ。
それではまた。
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