こんにちは、しーたかです。
先日横浜のそごうをフラフラしていたところ、以前より気になっていたお酒を発見したので購入してみました。
それがコチラ『磯自慢 駿光の雫 選抜・本醸造』です。
静岡県焼津市の磯自慢酒造のお酒です。日本酒ファンの中では知らない人を探す方が難しいぐらい名の通った銘柄ですね。
2008年の洞爺湖サミットで乾杯酒に採用されて以来、外交シーンでも度々重宝されています。そうそう、2016年の伊勢志摩サミットでも、しれっと地元・三重県のお酒にまじって提供されていましたね(笑)
『作(ざく)』が『半蔵』が選ばれた!と色めき立つ三重県勢を横目に、さも当たり前のようにオンリストされている『磯自慢』の凄みですよ!
美酒としての地位はとっくに確立されていて、もはやそこにあるのが当たり前。
いい意味でほとんど空気のような存在で扱われているあたりに『磯自慢』が絶大な支持を受けているのがよくわかりますね。
今回いただく『磯自慢 駿光の雫 選抜・本醸造』は大手ワインショップ『ヴィノスやまざき』で購入しました。実は日本酒もこっそり販売しているヴィノス、静岡県に本社があるため、周辺の日本酒蔵とも結び付きが強いそうです。
さてさて、今回いただく『磯自慢 駿光の雫 選抜・本醸造』ですが、読者の方の中には「この磯自慢、見たことないかも?」と思う方も多いかもしれません。
というのも、このお酒、実はワインショップのヴィノスやまざきでしか販売されていないPB商品なんですよ!
日本酒ファンの方でも意外と知らない方が多いのですが、ヴィノスやまざきは種類こそ少ないものの日本酒も取り扱っているんですよね。
今でこそ産地直送の蔵直ワインで知られるようになったヴィノスやまざきも、実は本格的にワインを扱うようになったのはここ20年ほどのこと。
蔵直ワインの取り扱いが始まるまでは、地元・静岡県の日本酒を販売する酒販店として地酒ブームを牽引する存在だったそうです。
特に磯自慢酒造とは1950年代から繋がりがあるというのですからビックリですよね。
今回いただく『磯自慢 駿光の雫 選抜・本醸造』は、ヴィノスやまざきサイドの「低価格で良質な酒を一升瓶でなく四合瓶で販売したい」というリクエストに応えて商品化されたお酒です。
磯自慢酒造とヴィノスやまざきのパートナーシップから生まれた1本、楽しみにいただくことにしましょう!
『磯自慢 駿光の雫 選抜・本醸造』日常酒としては破格のスペックに磯自慢の良心を感じます。
『磯自慢 駿光の雫 選抜・本醸造』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール |
原料米 | 兵庫県特A東条産特特等米山田錦 100% |
精米歩合 | 麹米、掛米ともに65% |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.2 |
アルコール分 | 15度以上16度未満 |
本醸造スペックのお酒なのに、原料米に兵庫県特A東条産特等米山田錦をセレクトするというブッ込み具合がイカれてますね…(ホメ言葉)。並みの酒蔵じゃ大吟醸ぐらいでしか使えないでしょう。
それでいてお値段は四合瓶で1300円(税抜)ですからね~。「造れば造っただけ赤字になってしまうのでは?」と心配になってしまう値付けです。
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけるとバナナや洋梨のような穏やかな香り。
派手さはありませんが、安心感がありますね。『磯自慢』という銘柄全体に共通する爽やかで品のいいフレーバーは選抜本醸造でも健在のようです。
口に含むと、軽やかながらにやや舌を焦がすようなアタック。舌に乗った旨味は柔らかく嫌みがありません。
舌の上で螺旋のようにうねる流れがあり、それでいて端正な印象は『勝駒 本仕込み』に結構似てるかも?なんて思いましたね。
余韻の爽やかな風味が最高。磯自慢に限らず、静岡の酒ってなんでこんなに爽やかなフィニッシュなんだろうなー?
うん、いい酒だ。日々の食卓を飾るにはこれ以上ないスーパーデイリー酒だと思います。
今回いただいた『磯自慢 駿光の雫 選抜・本醸造』はヴィノスやまざきの通販サイトでも販売していますので、気になる方はぜひぜひ。
1件あたり12本(750ml or 375ml)以上もしくは1万円(税別)以上の購入で全国一律送料無料(沖縄、離島を除く)とのこと*1なので、静岡県の他のお酒や、ヴィノスやまざき自慢の蔵直ワインと併せて購入してみるといいかもしれません。
それではまた。
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*1:2018年4月20日現在