こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『喜楽里(きらり) 無濾過中取り 純米生原酒』をいただきました。
和歌山県有田郡の高垣酒造のお酒です。
高垣酒造といえば、もやしもんで一躍その名が知れ渡った『龍神丸』でおなじみの酒蔵さんですね。
ふくよかな旨みをたっぷりと出す比較的クラシックな造りをされる酒蔵さんというイメージがあります。ハマる人はどっぷりハマりそうな独自色の強い酒質ですよねー。
さて今回いただく『喜楽里(きらり) 無濾過中取り 純米生原酒』は、同蔵の『龍神丸』と対になるシリーズ『喜楽里』の生酒バージョンです。
ちなみに『喜楽里』のネーミングの由来は「地方でもきらりと光る酒でありたい。」とのこと。地方でも?いやいや地方だからこそ、きらりと光るんですよ!なんてことを言うのも無粋ですかね。
『喜楽里(きらり) 無濾過中取り 純米生原酒』とろんとした独特な甘み、長い余韻にドハマりしそう!個人的には龍神丸より好きかも?
『喜楽里(きらり) 無濾過中取り 純米生原酒』の裏ラベルはこちらスペック表も貼っておきます。
原料米 | 米(国産)、米麹(国産米) |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 18度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、控えめにバナナやメロンの果実や白玉を思わせる穏やかな香り。
果実よりも白玉や米、餅感のある腰の入った香りが主役でワガママボディな味わいの予感がぷんぷんしますね(笑)
口に含むと、滓が絡んでやや粉っぽいタッチとともにミルキーでとろっとボリュームのある甘旨味が膨らみます。
バナナやお餅のようなふっくら感に渋みやウッディなニュアンスも絶妙に混じってなかなか楽しい味わいですよ。
味わいはやっぱり太いですよね、しかも粗野ではない。中取りというスペックが効を奏しているのかな?どしんと重量もあるけど品のある質感です。
またジューシーさもあるけど軟派な酒じゃないんだよね。果実の風味や酸味より深い米のコクの方が際立つ。このムチムチ感はちょっと癖になりますね。
フィニッシュの余韻の長さも◯。しかもなぜか杯が進む。なかなか興味深いお酒でしたね。
そんなわけで今回いただいた『喜楽里(きらり) 無濾過中取り 純米生原酒』、無濾過生原酒の長所にまろやかさも併せもった稀有なお酒でした。
この独特な甘みは気分のときに飲んだら相当おいしいのではないでしょうか。『射美』が好きな方は一回試してみるといいかも?
味わいとしては『龍神丸』より万人ウケしそうな気がしますね。機会があれば他のスペックも試してみたいです。
それではまた。
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