しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

群馬県『聖 純米吟醸 番外 生酒 29BY』艶やかに膨らむ味わいと秀逸なバランス感。『聖』は今年もさらに人気を集めていく予感がします!

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こんにちは、しーたかです。

2017-2018シーズンの酒造りが始まり、12月に入ると各蔵の新酒が大方出揃ってきました。

新酒大好きマンの私としては嬉しい季節。

今回は最近いただいた新酒の中でもとりわけピンときたものを紹介します。

それがコチラの『聖(ひじり) 純米吟醸 番外 生酒 29BY』です。
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群馬県渋川市の聖酒造のお酒です。ここ2~3年でじわじわ評価を高めつつある『聖』ブランドの新酒をいただきます。

この『聖』という銘柄、直接的に紹介するのは初めてですね。

ちなみに「直接的に」と回りくどい言い方をしたのは、先日アップした愛知県の『二兎』の記事内で間接的に触れているためです。

sakearchive.hatenablog.jpこの『二兎』もモダンな酒質でリリース直後からたちまち人気になった銘柄。その『二兎』の酒造りの中心メンバーである今井氏の実家が実は聖酒造である、という文脈でうっすらと紹介しています。

『聖』も『二兎』も2015年前後から同時に脚光を浴びだしたこともあり、「今井家パワーすげー!!」と業界で騒然となっているとかいないとか。

兎にも角にも、いち日本酒ファンとしてはどちらも注視せねばならないのです…!

しかし『二兎』はたまにみかけるけど『聖』は最近あまり見かけないなぁ…。なんて思っていたところ、私がちょくちょくお邪魔する横浜駅の『おちょこ』さんで久しぶりに遭遇しました。

sakearchive.hatenablog.jp

『おちょこ』さんは横浜駅周辺エリアでは稀有なしっぽり飲めるタイプの立ち飲みのお店。駅からやや離れたところにあるものの、ツウ好みの日本酒セレクトと1杯300円と手頃な価格で、地元民を中心にコアなフォロワーがついてきています。

最近はよく賑わっているおかげで、毎日開栓したてのお酒が飲めるので非常にありがたいかぎり。必ずしも開栓したばかりのお酒がおいしいというわけではないけど、味見するにはもってこいですからね。

『聖 純米吟醸 番外 生酒 29BY』どのあたりが番外なのかはよくわからず。しかし香り、味のバランスはハイレベル!これは飲んでおいてよかった!

『聖 純米吟醸 番外 生酒 29BY』の裏ラベルはこちら
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スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 富山県産 五百万石 100%
精米歩合 50%
アルコール度数 16度以上17度未満

さて、いただいてみましょう。

香りはうっすらとリンゴのようなニュアンスに新酒らしい青さも。澄んだ酒質を連想させます。とってつけたような派手な香りではないのが好印象。これは期待がもてそうか。

口に含むと、微量のガス感とともに清楚でややとろみのある甘み。このトロッとしたやや深めの甘みとスラリとした線の両立はミディアムボディのお手本のような味わいですね~。

新酒らしいシャキッとしたフレッシュさもあるけど、どこか雅やかでもあります。

ラストはサラリと流れるような酸が実に心地のよい余韻を形成。

というわけで今回の『聖 純米吟醸 番外 生酒 29BY』、総括すると、やや香り系でありながらも、食事に自然と寄り添うようなバランスのよさが抜きん出たいいお酒ですね。

しかもお値段は1升瓶で2667円(税抜)というハイコスパっぷり。『聖』は昨年(2016年)も何度かいただきましたが、かなり出来る子ですね~。

別のスペックも積極的に試していきたいところですね。次は山田錦も飲んでみよう。

それではまた。

【追記】個人的にお気に入りの『聖(ひじり)』。先日、山田錦バージョンもいただきました!詳しくはコチラ↓

sakearchive.hatenablog.jp