こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『南 純米大吟醸 五百万石 無濾過生酒』をいただきました。
高知県安芸郡の南酒造場のお酒です。
「ほんとに500石しか生産していないの?」ってたまに不思議に思うぐらい、首都圏でも名が通っている銘柄ですよね。
個人的に『南』は無濾過生のお酒が大好物。日本酒を飲み始めたばかりの頃はちょくちょくお世話になっていました。高知のお酒らしいシャープでドライな酒質に生酒ならではのドライブ感がそのまま乗っかってくる感じが素晴らしいのよね。
そんなことを思い出しながら今回は久々に『南(みなみ) 純米大吟醸 五百万石 無濾過生酒』をいただきます。新酒のピークが過ぎる春頃に出荷される商品です。
この時期に発売される『南』はピンクのラベルの純米吟醸無濾過生もありまして、純米吟醸の方もけっこうイケてるんですよねー。甲乙つけがたいですが、個人的には純米大吟醸の方がよりキレのいい味わいを楽しめてオススメです。
『南 純米大吟醸 五百万石 無濾過生酒』やはり南の真骨頂は無濾過生!キャッチーかつ爽快でドライな味わいにやみつき間違いなしでしょう。
『南 純米大吟醸 五百万石 無濾過生酒』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 福井県 五百万石 100% |
精米歩合 | 40% |
使用酵母 | 高知酵母 |
酸度 | 1.9 |
日本酒度 | +11.0 |
アルコール分 | 17度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、抑制的で清楚な白ブドウの香りがします。期待通り(?)ドライな酒質の予感が漂いますね。
口に含むと、白ブドウ、メロン系統の果実感のあるクリアな旨味が膨らみます。甘さというよりエキス感に満ちた酒質がいい!
おりを従えながらも精米歩合40%らしい綺麗なラインもこのお酒の魅力です。日本酒度やアルコール度数が味のメリハリを担保してくれるイメージ。そこそこ飲み応えを持たせつつも終始爽快なニュアンスが楽しめます。落としどころが上手いんだよなぁ。
キャッチーで芳醇なテイストながら、しっかり発酵させた酒ならではのキレの良さを見せてくれるいいお酒です。酒質設計が神がかっている。ビギナーからそこそこ飲み慣れている方まで頷ける味わいなんじゃないでしょうか。
それではまた。
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