こんにちは、しーたかです。
今回は『船中八策 純米超辛口』以来となる、高知県の日本酒をご紹介します。
高知県といえば、全国でも有数の辛口酒エリア。古くから遠洋漁業や、近海ではカツオ漁で有名なエリアなので、自然と魚に合うキレのいいお酒が重宝されてきたのでしょうね~。
というわけで今回のお酒は『久礼(くれ) 純米 おりがらみ 生酒』です。
醸造元は、高知県高岡郡にある西岡酒造店。『久礼』というネーミングでピンと来る方も多いと思いますが、土佐湾を臨む久礼(くれ)という地域の酒蔵さんですね。
地元の名を冠した『久礼』は県外向けのブランド、高知県内では『純平』という銘柄でおなじみなんだそうです。
『久礼』という銘柄は、外飲みに出かけるとたまに見かけることがありますが、実のところあまり飲んだことがありません。
SAKETIMESの記事によると、やはりそこは高知県ということで、鰹によく合う酒らしいですね。
『久礼(くれ) 純米 おりがらみ 生酒』フルーティーな含み香とワイドな旨みで飲みごたえ十分!コスパも良好で個人的には言うことナシですね。
さて今回いただく『久礼 純米 おりがらみ 生酒』は、横浜駅の立ち飲み日本酒バー『おちょこ』さんでいただきました。
ここはお酒の値付けが1杯300円と安いこともあって、お酒の回転が早いのが良いですね。大抵は開栓初日、もしくは2日目のお酒を頂けるので、初モノのテイスティングには持ってこいです。
もちろん、全てのお酒が、開栓した直後が一番美味しいというわけではありませんけど、お酒の味を記憶にインプットするのが目的であれば、まずは開栓したてのものから頂くのが常道なのかなと思います。
裏ラベルはこちら。今回は試験的にスペック表も貼っておきます。
原料米 |
愛媛県産松山三井 |
酵母 | 高知酵母 |
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | +7 |
酸度 | 1.9 |
アルコール度 | 18% |
さぁ飲んでみましょう!
香りはやや大人しめ。乳酸、メロン、メロンの皮、パイナップル的なトロピカルさが感じられます。取っつきやすい香りなんですけど、想像していたより複雑で奥行きもあります。こういう香りのお酒は初めてかも…?
口に含むと、果実系の甘みがジュワっと口に飛び込み、すぐに骨太で丸みのある旨みへと変わっていきます。おりがらみの生酒ということですが、そこまでガス感は強くありませんね。
ギュッっとドライに縮退するような後味も心地よく、飲み下したあとの清涼感が非常によいですね~。
このジューシーでフルボディ一歩手前の味わいは、他の日本酒で例えるなら『七田 無濾過純米 おりがらみ』を一回りソフトにしたような雰囲気がありますね!そこまで尖ったところがないので、わりとオールラウンドに料理と合わせやすそうです。
というわけで『久礼(くれ) 純米 おりがらみ 生酒』おいしくいただきました!
香りから入り、舌で感じる味わい、後味と一連の流れにちぐはぐさが一切なく、ストーリー性を感じられるいいお酒ですね。
それではまた!