こんにちは、しーたかです。
今回は約1年半ぶりに岩手県のニュースター『赤武(AKABU)』を家飲み用に購入!
今回購入したのは『赤武(AKABU) 純米吟醸 雄町』。
最近のAKABU人気も手伝ってか、外飲みではちょくちょく見かける機会が多く、飲む機会があったのですが、買うのは随分と久々になってしまいました。
ちなみに以前、当ブログで紹介したのは、純米吟醸の無濾過生原酒でしたね。ブログ初期の頃に書いた記事なので読み返すのが少し恥ずかしいです…(笑)
始めた当初は1日のアクセス数が10~20程度しかなかったのが、この記事を投稿したあたりから少しずつアクセス数も増えていったので、感慨深いですね~。
話を本題に戻しましょう。今回購入した『赤武(AKABU) 純米吟醸 雄町』ですが、酒米『雄町』を使っての仕込みは28BYで初挑戦とのことです。
基本的には『結の香』や『吟ぎんが』といった地元・岩手県産のお米を使っていますが、最近は『山田錦』や『雄町』のような県外産の酒米にもチャレンジし始めました。少しずつ他県産米にもトライする余裕が生まれてきたのはいいことです。
次代の蔵元で製造責任者の古舘龍之介氏を中心に、若いメンバーで醸す『赤武(AKABU)』と深い余韻を残す『雄町』がハマれば抜群の美酒になるんじゃないかなーと期待して即決で購入。
果たして『赤武(AKABU)』×『雄町』のリリース初年度はどんな味に仕上がったのか、ワクワクを抑えきれず購入日に開栓してしまいました。
『赤武(AKABU) 純米吟醸 雄町』『雄町』初年度の仕込みは残念ながらやや不満の残る内容…ポテンシャルを信じて来年以降を楽しみにします!
裏ラベルを見てみましょう。
原料は岡山県産『雄町』。精米歩合は50%。アルコール分は15度。1回火入れでの出荷です。
説明文を見ると
岡山県産 雄町を使用。
雄町の特徴を最大限に活かすため、吸水と麹造り
を重点に醸しました。
これが雄町!と感じて頂けるような豊かな味わいに
仕上げておりますので、是非、楽しんでください。
とのことです。
さぁ飲んでみましょう!
グラスに口を近づけると、洋梨をベースに、桃や杏子のコンポートのような香り。やや柑橘も感じますね。非常に澄んだ香りでライトな酒質を連想させます。
口に含むと、やや控えめでソフトな果実系の甘味。舌先に乗るや否や雄町らしい甘味がミディアム程度に膨らみます。
「おっこれはジューシー系路線かな」と思ったのですが、酸がそれほど強くないためか、ややポヤっとしたニュアンスで甘みが開き、ゆるゆると切れていきます。
なんですかねーこのモヤっとした感じは。
狙いとしては、雄町らしい甘みを前に出しつつ、優美で繊細な味わいに仕上げたい、そんな意図はひしひしと感じるんですよ。
しかし、二兎を追った結果、どっちつかずのフワフワした酒になってしまっているような気がしてなりません。
よく言えば、バランスの取れた味わいと評価することも出来ますけど、これが完成系だとしたら赤武(AKABU)ブランドは黄信号ですね…。
とはいえ、「普通に美味しい」と言えるぐらいのクオリティはありますし、『雄町』での初の仕込みということを考えれば、ギリギリ及第点ぐらいの味わいには仕上がっているのかな?
…とまぁここまで、厳しめのコメントを続けてしまいましたが、それも赤武(AKABU)という銘柄に期待しているからこそなんですよね。もっと出来る子だって私は知ってますから(笑)
苦闘の跡が読み取れる内容でしたし、来年度に期待!きっとスケールアップして我々の前に戻ってきてくれることでしょう。
それではまた!
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