しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

埼玉県『花陽浴(はなあび) 純米大吟醸 五百万万48 無濾過生原酒』ジューシーな濃醇パインシロップ!いわゆる「旨すぎる」問題を抱えた一本です。

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こんにちは、しーたかです。

今回は久々に桜木町ぴおシティの時間無制限日本酒セルフ飲み放題1000円の『立飲みかぐら』に行ってきました。

ブッ飛んだ低価格の飲み放題にも関わらず、日替わりの日本酒は50種、そのうち2種類はプレミア銘柄を提供されているなかなか類を見ない営業スタイルのお店です。

当日送られてくる店舗のLINEでメニューを確認し、目当ての酒があればオープンと同時に突撃。1時間程度で4~6銘柄を味見してサクッと帰るというヒットアンドアウェイなスタイルが個人的にはしっくりきています。

そんなわけで今回いただいたのは『花陽浴(はなあび) 純米大吟醸 五百万万 無濾過生原酒』f:id:sakearchive:20190627190905j:image
埼玉県羽生市南陽醸造のお酒です。

今をときめく『花陽浴』も当ブログでは初登場!

「太陽の陽ざしをたくさん浴びて大輪の花を咲かそう!」というモットー?醸訓?通り、南国のフルーツを連想するようなジューシーな甘口のお酒として確固たる名声を築き上げた銘柄です。

2013年頃まではわりと普通に買えていた印象ですが、最近はなかなか入手しにくくなってしまいました。

人気が過熱した結果なのか、以前まで毎年開催していた蔵開きは安全上の理由により開催しない方針になり、頻繁な更新が難しいためか、公式HPはほとんど情報のないペラペラのページになりましたね。

酒造り以外の業務については余計なリソースを割かないようになったのかなと思います。

小さい酒蔵さんですから選択と集中は大事。肝心要の美味い酒造りに専念するという意味ではいいことでしょう。

さて、今回いただく『花陽浴 純米大吟醸 五百万万48 無濾過生原酒』は新潟県産の酒米・五百万石を使用したお酒です。

五百万石といえば、醪を造るときに溶けにくいお米として知られています。

溶けにくいということは酒にするときには味が出にくいわけで、はたして『花陽浴』のスタイルと整合するのかな?というのは気になっていた点でした。 

『花陽浴 純米大吟醸 五百万万 無濾過生原酒』花陽浴の真骨頂たるパイナップル系の濃醇な甘み。美味しいと思いますが、個人的には一口で十分かな?

『花陽浴 純米大吟醸 五百万万 無濾過生原酒』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20190627190915j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 五百万石 100%
精米歩合 48%
アルコール分 16度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、思ったよりも控えめな香り。うっすら滓が絡んでます。

口に含むと、うわー甘っ!わかっちゃいましたが、やっぱりパイナップル系の芳醇な甘みが口いっぱいに膨らんできますね。

パイナップルといよりはパイン飴ですか?シロップ感が強い甘みです。甘みの真芯にジャストミート。今年のはややドライな方とか言われてたのは何だったんだ!それともこれでもドライな方なのか? 

チリチリとした微かなガス感が心地よく、酒全体にドライブ感をもたらしている印象です。

比較的酸も強め、とはいえ甘みがより強く出ているため、相対的に軽く感じますかね。

アフターの苦味は風邪薬っぽい余韻。ややケミカルなニュアンスをキャッチしました。ここはけっこう賛否が分かれそうなところでしょうか?

そんなわけで今回いただいた『花陽浴 純米大吟醸 五百万万48 無濾過生原酒』、良くも悪くも外にはない個性のある甘口酒でした。

『花陽浴』も昔はけっこう好きでしたが、年を食ったせいか、味が「旨すぎる」ように感じてしまいますね。

それほど杯は進まないし、つまみを食べようという気にもならない。美味しいのは間違いないのですが、個人的には一口二口飲めれば十分かなという気がします。

今回のように外でたまに飲めればいいかな?同系統では『射美』も「旨すぎる」酒のため、家飲みのスタンダードにはなりにくいですねー。

え?定価で買えない僻みじゃないかって?自分も買おうと思えば月に何本かは買えるのでそういうことはないですよ(笑)

やっぱりメシを食いながらすいすいと自然に飲めるお酒こそが至高なんだな、と再確認した今日この頃です。純粋にそう思います。

それではまた。

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