こんにちは、しーたかです。
「横浜駅徒歩1分の場所に大箱の日本酒バルがオープンする」
オープン前からそんな噂を聞き付けてやってきたのが、こちらのお店『AKATSUKI NO KURA(暁の蔵)』。
酒蔵の白壁をイメージした外観のこちらのお店は2017年11月22日にグランドオープン。いやー首をキリンさんにしてお待ち申し上げておりましたよ。
横浜駅といえば言うまでもなく神奈川随一の繁華街。
飲食店がひしめき合うエリアなんですけど、ビッグターミナルのわりには、駅近で日本酒を飲めるお店が少ないんですよね。
新宿なら酛、渋谷なら米心、池袋なら希望庵、なんて具合に名店の名前がすらすら出てきますけど、横浜駅で日本酒となると、さてどこにする?意外とあまりピンとこないぞ?というのが実情だと思います。
ここ数年でUMAMIやお酒とお米 おちょこのような良店も出てきてはいますが、他エリアと比べるとまだまだ少ない少ない。
「駅前で!気軽に!日本酒を飲ませてくれ!!!!」私のそんな想いが通じたのでしょうか、彗星のごとく現れたのがこちらの『AKATSUKI NO KURA』というわけです。
立て看板はなんとなく胡散臭いというか、駅前のわけわからん居酒屋にありがちな地雷臭を感じます(笑)スタンディングで100名収容可能、また100種の日本酒を揃えているそうです。
で、このお店の面白いのが、同じテナント内に2つの日本酒専門店があるというところですね。
スタンディングエリアの『AKATSUKI NO KURA』とゆったり座れる居酒屋エリアの『酒とったり』の2店舗で合計200名近いお客さんが入店出来るのだとか。
200名ですよ、200名!そんなにデカイ日本酒のお店はちょっと聞いたことがないですねー。いやーよくぞ出店してくれたものです。
元々は西の方(どこだか忘れた)の飲食グループらしいですね。ポテンシャルを見込んではるばる横浜にまで出店してくれたのは地元民として嬉しいかぎり。いいお店だったら頻繁に使ってあげるからね(笑)
気になるお店の場所は、横浜駅西口の高島屋の向かいのビル。郵便局が入っているところの2Fですね。西口からなら徒歩1分。スキップで30秒。ウキウキで向かっちゃいましょう。
しかし気になるのは、なぜ駅前の超が付くほどの好立地を抑えられたのか?
聞いたところによると相鉄グループが誘致したんだそうですよ。横浜の駅前は潜在的に日本酒のニーズがありそうですもんね。相鉄グループGJ(グッジョブ)としか言いようがありません!
『AKATSUKI NO KURA』店内のレイアウトといい、ディスプレイといい、練りに練った設計がニクい
ではさっそく階段を上がってお店に入ります。
入り口に至るまでの通路には大きな黒板。お酒が出来上がるまでの行程を描かれています。どうやらまだ途中みたいですね。
有名なお店だと、京都の益や酒店も黒板に日本酒のイラストや説明書きが書いてありました。おそらくその辺りからインスパイアされたのでしょうかね。
よくみたら酒造に用いる道具も展示してあります。半切り桶や暖気樽(だきだる)などなど。昔の道具は風情が感じられていいですよね。
店内の様子はこちら。おぉオシャレー!スタンディングと言いつつ、L字の長いテーブル席は椅子も用意されてますね。
100人入れるというだけあって、なかなか店内は広々としています。
天井も高くて開放感あふれる贅沢な造りですねー。黒を貴重に和とモダンを融合させた空間は、実にシャレオツであります。
菰樽を並べているだけなのに漂うシャレオツ感。インスタ女子(男子も?)歓喜!
随所にインバウンド(訪日観光客)を意識したデザインを取り入れてますね。何ですかこの無駄にカッコいいタペストリーは…!
外国人の方から見た日本はこんな感じなんでしょうか。美味しい日本酒との出会いでクールジャパンを体感してほしいですね。
入店するとスタッフの方が利用の仕方を教えてくれます。
詳しくはメニューにも記載してあるんですけど、まずは壁に陳列されてある日本酒のディスプレイを見て注文したいお酒を選びます。
お酒が決まったらそのお酒に対応している枡をもってカウンターまで持っていくと、スタッフの方が注いでくれるという具合です。
枡の色によって値段がわかるようになっていて、一番安いお酒なら半合(90ml)290円で注文出来ます。
スタンディングとはいえかなりリーズナブルですよねー。これならセンベロ可能。毎日通えます(笑)
100種類もあると当然知らない銘柄もいくつか出てくるもの。気になるお酒はスタッフの方に聞いてもいいのですが、お酒の札に載っているQRコードを読み取ると酒蔵さんの紹介を見ることができます。
日本酒を注いでくれるカウンターの中には日本酒の冷蔵庫が鎮座しています。なぜか照明はブルーライトヨコハマ(笑)
十字旭が常温でしれっと置いてある辺り、わかってるよねぇ。お願いすれば熱燗もやってくれるそうです。
さっそく注いでもらったのは三重県の『忍者 純米酒』。『義佐衛門』や『真秀(まほ)』で人気な若戎酒造のお酒ですね。
これがまた味のある陶器の酒器に注いでくださるんですよね。持ってみるとけっこう硬そう?備前焼ですかね?家にほしいですなー。
酒のアテもそこそこ豊富。器もオシャレなのでインスタ映え抜群。あ、もちろん味もいいですよ。17時以降は刺身やミニ海鮮丼も注文できます。
席について日本酒をやりながら、ゆっくりとメニューを見させていただきます。こちらはドリンクのメニュー。
日本酒以外のドリンクメニューは必要最低限で揃えたといったところでしょうか。日本酒の酒蔵さんが造っている果実酒が豊富ですね。
おつまみのメニューは、日本酒に合う珍味や
軽めのおばんざいが中心です。
ガッツリ食べられるメニューが少ないのは隣の『酒とったり』と差別化を図るためなんでしょうね。ゆったり座ってしっかり食べたかったら『酒とったり』に行けと。
まぁこれだけでもサク飲みなら十分すぎるラインナップですよ。
料理の注文もドリンクと同様にカウンターで注文します。ショーケースに入った料理を見ながら決められるのいいですね。デパ地下っぽい!
で、いただいたこちらは『オリジナル!枡やっこ』(490円)です。
お店のロゴ入りの枡がおしゃれですねー。
薬味は茗荷とキュウリを刻んだ何かです(笑)これが豆腐によく合うんだ。
おしぼりや箸もさりげなくオシャレなんですよ。思わず写真を撮りたくなるフックの多いこと…!おかげでいつものブログ記事より写真マシマシでお送りしております。
こちらは『いわしの梅生姜煮』(390円)。
いやーどれもウマイですね。これほど気の利いたつまみが多いと、食事メインで隣のお店も行ってみたくなります。
17時からのディナータイムはお造りやお寿司も注文出来ます。この日は天然ぶり、〆鯖、真鯛など。
せっかくなので『真鯛の刺身』(490円)もいただくことに。
これまた繊細な甘みで旨いんですねー。よその居酒屋だったら1000円ぐらいしてもおかしくないクオリティーだ。
出来れば刺身も昼の時間帯でも提供してもらえると言うことなしなんですけどねー。ひとまず今は夕方以降のお楽しみってことで我慢しておきましょう!
おわりに
というわけで彗星のごとく現れた横浜駅の日本酒バル『AKATSUKI NO KURA(暁の蔵)』、使い勝手のよさそうなお店でしたー!
酒の味もおつまみのクオリティーもさることながら、お店のどの部分を切り取ってもインスタ映えするという強烈なシャレオツ感は横浜界隈の日本酒専門店にはあまり見受けられないセールスポイントなんじゃないかな?と思います。
認知されていけば、ゆくゆくは横浜を代表するような日本酒専門店になりそうなポテンシャルを感じますね。これからが非常に楽しみなお店です。
【追記】日本酒ブログ仲間の神奈川建一さんも早速訪問されたそうです。パパっと気軽にいろんなお酒を楽しめるのがいいですよね。
それではまた。
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