しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

富山県『勝駒 特吟 大吟醸』出荷は年に1度!清都酒造場の最高峰のお酒をいただきました。

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 こんにちは、しーたかです。

ちょっと前の話になりますが、超プレミアムなお酒をいただきました。

日本酒ファンなら誰もが一度は飲みたい『勝駒』の最高峰といえるお酒『勝駒 特吟 大吟醸』をいただきました。f:id:sakearchive:20171203154909j:image
富山県高岡市の清都(きよと)酒造場のお酒です。金で箔押しされたラベルは『勝駒』のプレステージたる特吟の証!

『勝駒』は当ブログでも何度か紹介されている銘柄。以前は『勝駒 純米酒 生 しぼりたて』をいだだきました。

sakearchive.hatenablog.jp

日本酒で入手困難なお酒というと『十四代』『田酒』『飛露喜』『而今』『射美』『鄙願』といった銘柄が挙げられますが、この『勝駒』もその顔ぶれに並ぶいわゆるプレミア銘柄と言われています。

『勝駒』は『十四代』や『而今』とは違い、わかりやすい味(ここでは芳醇旨口ということにしておく)の酒ではないものの、淡麗な味わいのなかにも、ほのかに感じられる香味・余韻が日本酒通に評価されているんでしょうね。

そんな『勝駒』を醸す清都酒造場のポリシーは『不容偽(=偽りを容れず)』。造り手は僅か5人。量は追わず、高品質な酒を造ります。
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今でこそ少量生産・高品質を謳っている清都酒造場ですが、以前は灘・伏見の大手酒造メーカーに桶売りをしていたそうです。

大量生産→消費の歯車の一部として、大手メーカーに出来上がった酒を安価で買い取ってもらう。やむを得ずそういうこともしていた時代もあったんですね。

ところが昭和50年代後半に入ると、お酒を納めていた大手メーカーからの注文が途絶えてしまいます。このままでは蔵の存続も危うい。さぁどうするか?

窮地に陥った清都酒造場に転機が訪れたのは1987年頃のこと。

地酒と料理を楽しむ『たかおか風味を語る会』を発足。そこで挙がった「吟醸酒も飲んでみたい」というリクエストに応えて造ったお酒は見事に大評判になります。

インターネットも普及していない時代でしたが、口コミは徐々に広まり『勝駒』の名は全国へと広がっていきました。

 

…と、まぁ教科書的な説明になってしまいましたが

大手メーカーへの桶売り時代

桶売りを打ち切られて業績低迷

少量生産、吟醸造りで活路を見いだし、今に至る

といった紆余曲折を経て、現在の『勝駒』があります。

で、今回いただくのはその『勝駒』の中でも最高峰の『勝駒 特吟 大吟醸』

毎年10月頃に年1度だけ出荷される限定酒ですね。個人ではそうおいそれと購入できない代物ですが、たまたま飲む機会(しかも2回も)を得たので紹介したいと思います。

『勝駒 特吟 大吟醸』清楚に香り、澄んだ味わいと飲みごたえを両立!けっして安い酒ではありませんが、お値段以上。さすが勝駒です。 

裏ラベルはなく、表ラベルの脇にスペックが書いてあります。
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スペック表も貼っておきましょう。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
使用米 山田錦100%
精米歩合 40%
アルコール分 17度

使用している山田錦はおそらく、兵庫県産特A地区のものでしょう。

ところで、この『勝駒 特吟 大吟醸』、実は表記上のスペックは『勝駒 大吟醸』と全く同じなんですよねー(ややこしいんですけど別の商品です)。

精米歩合もアルコール度数も一緒。じゃあ何が違うかというと、お酒の搾り方が違うそうです。

『勝駒 特吟 大吟醸』の方は最高級の酒ということで袋搾りを採用。

醪(もろみ)を布袋に入れて吊るし、自重でポタポタと搾る手法ですね。

手間と時間がかかる反面、醪をプレスして搾る手法よりも、雑味が少なく透明感のある味わいに仕上がると言われています。

そんな手間隙をかけて造られた『勝駒 特吟 大吟醸』、さっそくいただいてみましょう!

香りは、大吟醸にしては比較的穏やか。マスカット、洋ナシのようなニュアンスで清楚に淡く香ります。

ややツンとしたマジックインキのような香りも感じますね。この辺はアル添の大吟醸っぽいと言えばそれらしいかもしれません。

マジックインキはともかくとして、香りからは「お前ら背筋伸ばして飲めよ」というオーラをバシバシ感じます。

期待を胸に、口に含みます。「つるん」という音がしそうなぐらい滑らかな液体は繊細でいてパーッと世界が開けていくような冴え冴えとした味わい。

ほんのりとした麹の甘み、それと何というか舌の上でシュッとした塩味を感じますね。 

和食全般ならなんでも合うんだろう。でも個人的には醤油や味噌より塩を使った料理で合わせたい。

決して大味ではなく澄んだ味わい、にも関わらず飲み応えも感じるのはアルコール度数がやや高めの設計だからでしょうかね。

いやーなかなかよいですね。軽やかで清澄、それでいてたっぷりと長い余韻は遠くから聞こえる歓喜の歌のようです。

あ~ここは極楽か。しばし耳を澄ませてご清聴。独酌するにはもったいない酒だ、これは誰かと分かち合いたい。

私の中でいい酒の基準って非常に明確で「一人で飲むにはもったいない!」と思ったらそれがいい酒なわけですよ。

つまり『勝駒 特吟 大吟醸』はいい酒ってことです。もちろん値段も入手難度も高い。でもね、無理してでも一度は飲む価値は十分にありますね。まだ飲んだことがない人は是非どこかで飲んでみてください!

それではまた。

【追記】勝駒の別のお酒もレビューしています。よろしければこちらもどうぞ↓

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sakearchive.hatenablog.jp 東京で『勝駒』が購入できるイベント『富山の酒とかまぼこフェア』に行ってきました。詳しくはコチラ↓

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 『勝駒』ファンにはこの辺りのお酒もオススメ!詳しくはコチラ↓

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