しーたかの日本酒アーカイブ

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富山県『勝駒 大吟醸』勝駒ブランドの特定名称酒の中では購入優先度は低めか?

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こんにちは、しーたかです。

先日いただいた『勝駒 純米吟醸』が上々の味わいだったので、今回はワンランク上のお酒にチャレンジしてみることにしました。

それがコチラ『勝駒 大吟醸』です。f:id:sakearchive:20180416235721j:image
富山県高岡市の清都酒造場のお酒です。すっかり当ブログでは常連の『勝駒』。今回は山田錦を使った精米歩合40%の大吟醸をいただきます。

『勝駒』ブランドのお酒で言えば『勝駒 純米吟醸』や『勝駒 純米酒 生』が精米歩合50%。

よその酒蔵さんで言えば大吟醸を名乗れるレベルのお酒でありますが、清都酒造場では精米歩合40%クラスからようやく大吟醸と表記されます。

もちろん、お米は磨いてナンボというわけではありません。

しかし酒税法の基準より厳格な基準を設けているあたりに蔵としての矜持を感じますね。

『勝駒 大吟醸』勝駒らしいキレはあるものの、ちぐはぐな味わいと苦みが目立つなんとも微妙な仕上がりでした。

『勝駒 大吟醸』の詳細情報はこちらf:id:sakearchive:20180416235737j:image

スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
原料米 山田錦 100%
精米歩合 40%
アルコール分 17度

それではいただいてみましょう。 

グラスに口を近づけるとごごく微かに白桃、マスカットのような上品な吟醸香。

ワイングラスに注いでもそれほど香らないあたり、精米歩合40%の大吟醸としては異質と言えます。

先日いただいた『勝駒 純米吟醸』の方が香りのボリュームがあるような気がしますね。

また、ほのかにマジックインキのようなニュアンスの香りがするのは、勝駒の吟醸系のお酒に共通する部分と言えます。

口に含むと、米の甘み?果実味?2つが混じり合いそうで混じらないやや不明瞭の味わいながら大吟醸のお酒らしい軽快なファーストタッチで舌に滑り込みます。

なんだろうなーこれは…。米の甘み旨みが渾然一体となって迫ってくるという感じではないんですよね。ややちぐはぐな印象を受けます。前飲んだときはこんな酒じゃなかったと思うんだけど…どういうことでしょう?

アルコール度数は17度とやや高めなだけあって、軽快な味わいながらにグッと押し込んでくるようなパワーも感じます。

後味はやや苦みが目立つフィニッシュ。細めのボディだけに苦いと妙にくっきり浮いて目立ってしまいますね。

そんなわけで今回いただいた『勝駒 大吟醸』、個人的には「わざわざ買わなくてもいいかなー」という気がしました。

同ブランドの純米酒や純米吟醸の出来がいいだけに、やや粗が目立ってしまう印象です。

おそらくまた飲む機会はあると思うので、飲んでみてイイ感じだったら評価を改めようと思います。 

それではまた。

『勝駒』の他のお酒もレビューしています!詳しくはコチラ↓ 

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