しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

富山県『勝駒 純米吟醸』穏やかな香味と複雑性のある味の流れ。入手困難なプレミア日本酒の中では異質な存在だと改めて実感しました。

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こんにちは、しーたかです。

今回は富山県の「あの」人気銘柄を紹介します!「あの」とか言ったところでタイトルで出オチしているので全然意味ないんですけどね(笑)

それはとにかく、今回のお酒はコチラ『勝駒 純米吟醸』です。f:id:sakearchive:20180408224953j:image
富山県高岡市の清都酒造場のお酒です。

個人的にこれまで何度となく飲んできた『勝駒』ですが、意外とそれほどブログで紹介していないことに最近気付きました。2018年は全種コンプリートする勢いで書いていこうかな…なんて思います。

入手難度的には最難関と思われる『勝駒 特吟 大吟醸』についてはすでに投稿しているので、後は全然楽勝。多分。首都圏ではほとんど見かけない上撰(本醸造)や、佳撰(普通酒)がネックと言えばネックでしょうか。

sakearchive.hatenablog.jp

とはいえ、正直に言って、ここまで有名で人気のある銘柄だと、今さら自分なんかが書く必要なんて全然ないという気もしているんですよね。

ただ、わかってくれる人はわかってくれると思うのですが、『勝駒』って年齢を重ねれば重ねるだけ、見えてくる良さってのがあるじゃないですか。

以前『勝駒 純米酒 生』のエントリーのときにもチラリと書いたんですけど、『勝駒』は単に上品でキレイな辛口タイプのお酒ってだけではなくて、酒飲みとして熟練された人だけに見せてくれる奥深い境地を秘めている、そんな気がしています。

ある意味、自分の今を写す鏡のようなお酒なんでしょうね。だから今の自分を知るという意味で勝駒を飲み、記事を書く!ということにいたします(笑)

『勝駒 純米吟醸』純米酒との違いは原料米にあり。思わず「ほう…」とため息が漏れる素晴らしい出来です。

『勝駒 純米吟醸』のラベル脇はこちらf:id:sakearchive:20180408225018j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 山田錦 100%
精米歩合 50%
アルコール分 16度

原料米には贅沢に山田錦を100%使用。精米歩合は50%、純米大吟醸を名乗れるスペックですね。

同社で一番人気の『勝駒 純米酒(火入れ)』もそうですが、5割磨きでも大吟醸を名乗らないあたり、蔵としての矜持、また奥ゆかしさを感じます。

そうそう、『勝駒 純米酒』は純米酒表記なのに精米歩合50%(原料米は五百万石)なんですよね、あれほんと常軌を逸していると思う(笑)

また勝駒ラバーの間では「純米酒のパフォーマンスが素晴らしすぎて、純米吟醸や大吟醸が霞んでみえる」という意見をよく聞く気がします。

実際、私もコストを考えるなら純米吟醸や大吟醸でなくても、本仕込みや純米酒で大満足なんだよなー。極端なことを言えば「純米酒だけ造ってくれればいいんだけどなー」なんて思うこともあります(笑)

でもそれじゃあわざわざ蔵元さんが高い山田錦を仕入れて、純米吟醸以上のスペックの酒を売っている意味は全くないの?って言われたらそういうわけではないと思うんですよね。

個人的な見解で言えば、やはり王道は『勝駒 純米酒』で間違いない。ただ『勝駒 純米吟醸』や『勝駒 大吟醸』、『勝駒 特吟 大吟醸』には、『勝駒 純米酒』にない爽やかな香気や、より澄んだ旨みも感じられます。

何より『勝駒』の味のコアを知ろうとするなら、純米吟醸以上のスペックのお酒も積極的に飲んでおく必要がある、と思います。

まぁこれはどのお酒でも大体同じことが言えると思うんですけどね。もし気に入った銘柄があるなら、デイリーで飲むような1升瓶2、3000円前後の酒だけでなく、高級酒クラスもたまに飲んでみる。

すると、その銘柄の味の核心のようなものがわかってくる。そうなるとしめたもので、不思議と普段の晩酌用の酒の本当のよさもわかってくるんじゃないかなと思うんですよね。

かなり話が脱線しました。それではいただいてみましょう。 

いつもはぐい飲みでテイスティングすることが多いのですが、穏やかで繊細な香りを持つ勝駒ということで、今回はワイングラスでいただいてみることにします。

グラスに口を近づけると、マジックインキ、マスカット系のツンとした香り。

いや、ツンとしたと言っても全く嫌な感じはまったくしないのだ…。研ぎ澄まされた香りの中にもトゥワンとした金沢酵母らしいニュアンスも感じられるのが面白い。

このブログで紹介しているお酒の中で言えば、羽根屋。あの香りにもっとエッジを効かせた感じと言えばいいのだろうか。上質な軽さを予感させる香りですね。

口に含むと、一切のムダを排除したようなつるりと旨みが舌を湿らせます。含み香もマスカットのようなのですが、それを感じさせるのはごくごくわずかな一瞬。

米のエキス感はそれほどでもありませんが、エレガントで隙がない印象。まるで男子のフィギュアスケーターみたい。ワインで言ったらブルゴーニュの赤ワイン。サヴィニー・レ・ボーヌだ。力強くも上品。

純米吟醸は数ヵ月ぶりぐらいに飲んだけどやっぱいいなぁ。いい酒を飲むとつぎつぎにインスピレーションが湧いてきます!

後味はじわりとした苦味とごく微量の酸味が引き締めてくれます。

いやーやっぱりすごい酒だ!構成としてはシンプルな引き算の酒なのに、味は複雑。ちょっと意味がわからんレベルですね…。

こういう酒がきちんと評価されているうちは、まだまだ日本酒業界も捨てたものじゃないよな~。

え、何偉そうなこと言ってるんだって?いやいや、飲んだらあなたもそう言いたくなると思いますよ(笑)

 

それではまた。

『勝駒』好きなら騙されたと思って飲んでみてほしいのが、新潟・佐渡の『金鶴』!火入れの『金鶴』はオールドファッションドな淡麗辛口タイプですが、質が高すぎて一周回って最先端を走っているのでは?と一瞬錯覚してしまいます。詳しくはコチラ↓

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