こんにちは、しーたかです。
基本的に1升瓶で3000円前後のお酒を紹介することの多い当ブログですが、ボリュームゾーンの価格帯だけでなく、今後はアッパーな価格帯のお酒も少しずつ紹介していけたらなーなんて思っています。
具体的には1月に1~2本、4合瓶で3000円~5000円程度のお酒も絡めていきたいなと。外飲みを1回我慢して、その分の出費を高級酒に充てるのも悪くないのかななんて思い始めてきたのです。
そんなわけで今回は『笑四季 マスターピース 純米大吟醸』をいただきました。
「滋賀の酒と言ったら『笑四季』しかお前は知らんのか?」と突っ込まれそうなぐらいの頻度でお世話になっているお酒です。
日本酒を飲み始めたばかりの頃に飲んで衝撃を受けた銘柄ということもあって、何かと思い入れのある『笑四季』。
昔のビビッドな味わいに比べると、最近はだいぶ落ち着いた味に変化してきていますが、なんだかんだで年に5~6回ぐらいのペースで色々と試しています。
昔の写真引っ張ってきた!2012〜2013シーズンあたりの笑四季のリバティーンとモンスーン。
— しーたか (@s_sakearchive) 2018年3月28日
ラベルのデザインも味もこの頃が1番ブッ飛んでた気がする。
ほとんどバナナジュースのようだったモンスーンは火入れの熟成らしい(字が潰れててほとんど見えない)。 pic.twitter.com/OJXGKFljbW
今回いただく『笑四季 マスターピース』は27BYから始まったフラッグシップに位置付けられる商品!
なんでもマスターピースはそのネーミングから想像できる通り、鑑評会出品酒と同等のクオリティーだそうです。2017年は第一期と第二期に分けてリリースされました。
第一期と第二期では使用している酵母や酒質設計などが異なるそうで、やはり味わいも相当違ってくるんでしょうねー。
せっかくなら第二期も並べてテイスティングしたかったです…。時期が遅かったので、近所の酒屋さんでは手に入らず。残念ですね。
『笑四季 マスターピース 純米大吟醸 2017 第一期』酵母にはK601と金沢酵母をセレクト。派手すぎず大人しすぎず、絶妙な香りを楽しみましょう。
『笑四季 マスターピース 純米大吟醸 2017 第一期』の裏ラベルはコチラ。
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 滋賀県甲賀市産 山田錦 100% |
精米歩合 | 50% |
酵母 | K601+金沢酵母 |
アルコール分 | 16度 |
原料米には地元甲賀市産の山田錦を使用。
酵母はK601と金沢酵母のブレンドということで、どちらもいわゆる協会系の酵母ですね。
清々しい酒質に仕上がっているのではと個人的に予想。
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると桃、洋ナシ、ライチのような果実を連想する香りが立ち上ります。
一見シンプルそうに見えて、意外と複雑な香りですね。マジックインキのような香りやスモーキーなニュアンスも見え隠れするような?
口に含むと、ピュアな甘みがしっとりと。立ち香同様、複雑な含み香がすばらしいですね。伸びのいい澄んだ味わいに果実のようなフレーバーが綿密に絡んでくるようです。
じわじわと後から辛さがくるあたりに滋賀の酒らしさを感じるような気がしますね。食中酒としてもちゃんと機能してくれる柔軟さもあるので安心して飲めますね。
ただし、温度が上がってくるとやや隙も見せてくるような…?氷点下でキンキンとまで行かなくても5度~10度ぐらいに冷やしてスイーッと飲むのがよさそうな気がします。
とはいえ、同価格帯で以前いただいたお酒だと『雨後の月 大吟醸 月光』あたりと比較しても全く見劣りしないですね。お値段なりの価値はちゃんとあります。
また、飲んだ印象では「さっさと飲みきった方がよさそうなタイプの酒だな」と思っていたのですが、開栓後2週間ほどほったらかしてみても、意外や意外にあまり崩れていないのもポイント高いですね。なんだ、見かけによらずなかなかタフな酒じゃないか!
そんなわけで『笑四季 マスターピース 純米大吟醸 2017 第一期』、最後まで美味しくいただくことができました!
この記事を執筆している段階ではまだ発売されていないようですが、2018年バージョンのマスターピースも楽しみですねー。
今度はどんなラベルで発売されるのか?パッケージも含めてワクワクしながら待てるのが『笑四季』の魅力であります。
それではまた。
過去に当ブログで紹介した『笑四季』はコチラ↓謎のネーミングセンスが光ってますね…(笑)