しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

栃木県『望 bo: 特別純米 越の雫 無濾過瓶燗火入れ』福井県のオリジナルの酒米・越の雫で醸した1本です。

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こんにちは、しーたかです。

今回もまたまた栃木県の外池酒造店の『望 bo:』シリーズいただきました。

『望 bo: 特別純米 越の雫 無濾過瓶燗火入れ』を紹介します。f:id:sakearchive:20180110133942j:image
先日いただいた『望 bo: 初しぼり 純米吟醸無濾過生原酒 玉栄』が前評判通りイイ感じだったので、もう一丁いってみることにしました。

sakearchive.hatenablog.jp

普段あまり飲んでいなかったお酒で気に入ったものがあったときは、続けざまに何種類か飲んでみるのがマイスタイル。

そうすると、1本飲んだだけでは気づきにくいその酒蔵ならではのコアな部分をしっかり舌と頭に記憶することができます。

『望 bo: 特別純米 越の雫 無濾過瓶燗火入れ』福井県の酒米・越の雫の優しい味わいを最大限に引き出した傑作!リッチな甘みにほっぺたが落ちそうです!

『望 bo: 特別純米 越の雫 無濾過瓶燗火入れ』の裏ラベルはこちら。f:id:sakearchive:20180110133948j:image

スペック表も貼っておきましょう。

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
使用米 福井県産 越の雫 100%
精米歩合 60%
アルコール分 16度

原料米には福井県オリジナルの酒米『越の雫』を使用しています。

裏ラベルにも説明書きがありますが、『越の雫』は兵庫北錦と美山錦を交配させて開発した酒米です。平成15年品種登録がされたのでわりと最近のお米といっていいでしょう。

『越の雫』は優しい味わいのお酒に仕上がりやすいお米で、個人的にはかなり注目している酒米です。

しかし、いかんせん栽培されている面積が少ないのと、福井県オリジナルのお米というのもあって、扱っているのは福井県内の酒蔵さんがほとんどです。

お米自体のクオリティはかなり高いと思うので、福井県外でももっと広まってほしいと思うんですけどね~…。

ちなみに福井県外の酒蔵さんでは、岐阜県の渡辺酒造が『越の雫』の可能性に早くから注目し、特約店限定の『W(ダブリュー)』シリーズに採用しています。目の付け所が素晴らしいですね。

「地産地消」を目指して開発された各都道府県のオリジナル酒米であっても、いいものはどんどん県外で使われてほしいなぁという気がします。

さてさて、いただいてみましょう!

グラスに口を近づけるといわゆるセメダイン系の香り、ちょっとブドウっぽさもありますね。とろーんと甘そうな酒質を連想させる香りがします。

口に含むと、豊かな果実系の甘旨み。若いメロンのような爽やかな香りがスーッと口の中を駆け抜けるようです。透明感がありそこそこ濃密さもある味ですね。

冒頭で先述した『望 bo: 初しぼり 純米吟醸無濾過生原酒 玉栄』と比較してみると、今回いただいたお酒の方がよりキャッチーでダイナミズムを感じます。生酒より火入れの方がインパクト強いってのが面白いですね~、お米の特性ゆえなのかな?

フレッシュでジューシーな味わいは、無濾過かつ瓶燗火入れをしている賜物でしょう。

いちおう触れておくと、瓶燗火入れとは、お酒を瓶に詰めたあとで湯煎で加熱殺菌をする方法ですね。この瓶燗火入れの手法によると、香りや味の劣化を防ぐことができると言われています。

ただし、瓶内燗火入れによると相当な手間がかかるので、大吟醸クラスのお酒やそれに準じる特別なお酒でしかやらない(というか出来ない)のが業界の常識。…なのですが、外池酒造店では特別純米クラスのお酒でも時間と手間を惜しまず瓶燗火入れをしています。

愚直に品質を追う姿勢に、心底頭が下がる思いです。

 

そんなわけで今回いただいた『望 bo: 特別純米 越の雫 無濾過瓶燗火入れ』、 密で上質な甘みがクセになる素晴らしい1本でした!

2018年は『望 bo:』シリーズを重点的にチェックしていこうと思います。

酒蔵さんのホームページを拝見したら、生酛もやっているそうですねー。『望 bo:』× 生酛というと、どういう味に仕上がるんだろうか…?かなり気になります。

それではまた。