こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『醸し人九平次 La Maison(ラ・メゾン)』をいただきました。
愛知県名古屋市の萬乗醸造のお酒です。
フランス語で家を意味する『La Maison』。『醸し人九平次』から発売された家飲み向けの新商品ですね。
新商品とはいっても、コロナウイルスの影響が収まるまでの期間限定発売とのことです。買えるのは今だけ!のはず。とか言ってこの先何年も販売されていた、なんてことがあったらシャレにならんのですよ、ホントに…。
サイズは4合瓶のみ。価格は1本1500円(税抜)と、高価格帯の商品が多い『醸し人九平次』のラインナップの中ではかなりリーズナブルです。
気になるスペックについては、原料米が岡山県赤磐産の雄町でアルコール分が15度ということしかわかっておりません。
飲む側としては精米歩合ぐらいは知りたいところですよねー。ちなみに『醸し人九平次』の他のお酒は精米歩合35~50%のいわゆる大吟醸クラスのお酒がほとんどです。
全商品のラインナップと価格を考慮に入れると、おそらく50%~55%ぐらいのお酒なんじゃないかなーという気がします。ま、予想は予想。当てにはしないでください。これでバキバキの低精白だったら笑っちゃいますよねー(笑)
『醸し人九平次 La Maison(ラ・メゾン)』九平次らしさはしっかり表現しつつも気軽にぐいぐい飲める、まさに家向きの商品です。
『醸し人九平次 La Maison(ラ・メゾン)』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 岡山赤磐地区契約農家産・雄町米 100% |
アルコール分 | 15度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、メロンやバナナのふわっとした香りがします。
比較的穏やかな果実香に少し硬そうな張りつめたニュアンスの混じった感じ。いつもの九平次らしさがあって安心しますね~。
口に含むと、ガス感とともに洋梨やメロンのような清々しい甘みが膨らみます。
『醸し人九平次』の商品全体に言えることですが、開けたてはやや硬めですね。と言っても全くネガティブな印象ではありません。いい意味で緊張感をもって楽しめますし、少し時間がたてばほとんど気にならなくなります。
ガス感とクリアさ、そして淡い甘みのヴェールに包まれながらも少しだけジューシーな感じは九平次の酒そのもの。
果実感にしてもジューシーさにしても派手じゃないのがいいんですよね。甘みの後に遅れてやってくるやや柑橘を思わせるような酸味がいいアクセントです。
同じ『醸し人九平次』で雄町を使っている『協田』や『Sauvage(ソバージュ)』との違いは味わいの精度ですかねー。
『協田』まで行くと味の輪郭もはっきりしていてシャープですがやや神経質なところもあります。一方、今回の『La Maison』はやや大らか。度数も控えめなのでスイスイ飲める感じですね。
そんなわけで今回いただいた『醸し人九平次 La Maison(ラ・メゾン)』、低価格ながらに『醸し人九平次』のエッセンスが楽しめるお酒でした。
バランスの良さとフレッシュなガス感に後押しされて、ついつい飲みすぎてしまいますね。
酒販店でも売れ行き好調のようです。ただ、突然販売終了するとも限りませんので、気になる方はぜひお早めにどうぞ!
それではまた。
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