こんにちは、しーたかです。
今回は『醸し人九平次 黒田庄に生まれて、純米大吟醸』をいただきました。愛知県名古屋市の萬乗醸造のお酒です。
以前『醸し人九平次』のオフ会を主催したにも関わらず、単体でお酒を紹介は初めてだということに気がつきました…!
平成の世を謳歌した『醸し人九平次』ーーー正直自分なんかでは語るようなことはほとんどありません。今まで敢えてブログに載せることは避けていたフシはあります。
ま、でもせっかく、オフ会やその準備の際にで色々飲みましたので、人様の参考になるかはわかりませんが、少しずつ記録していこうかと思います!
さて、今回いただく『醸し人九平次 黒田庄に生まれて、純米大吟醸』は、『醸し人九平次』の商品群のなかでは比較的リーズナブルな部類のお酒です。
ただ、リーズナブルといっても4合瓶で2310円(税抜)です…!よその酒蔵さんのお酒と比べればやや高めの価格設定ではありますよ。
しかし、私が今まで飲んだ『醸し人九平次』の商品のなかでダントツにコストパフォーマンスで優るのがこの『醸し人九平次 黒田庄に生まれて、純米大吟醸』だと思いますね。
『醸し人九平次 黒田庄に生まれて、純米大吟醸』品よく清楚。ほどよくボリューム感のある甘みと柑橘系の酸味の調和が素晴らしいですね。
『醸し人九平次 黒田庄に生まれて、純米大吟醸』の裏ラベルはこちら
兵庫県黒田庄産の山田錦を100%使用しています。しかも自家栽培!ブルゴーニュワインでいったら村名ワインクラスのイメージですかね。
2000円台前半でこういうお酒が買えてしまうんですから、つくづく日本酒って品質やスペックに価格が追い付いていないんだなぁと思います。
裏ラベルに記載された数字をGoogleマップで検索すると、お米を収穫した田んぼを確認することができます。
自分がこれから飲むお酒に使われているお米の出自がはっきりわかるのは素晴らしいことだと思います。トレーサビリティがどうとかそういう次元ではなくてね。
スペック表も貼っておきます。
原料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 兵庫県産 山田錦 100% |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、マジックインキやメロンの皮に近い部分、微かにグレープフルーツのような香りが清楚に香ります。
口に含むと、うっすらメロンを感じさせるミディアム程度の甘みは多少のハリも感じさせますが淡さも伴って上質な雰囲気を漂わせています。
やはり山田錦のいかにもな優等生的な味わいはベースにあるものの、ガス感や柑橘ライクな酸味も手伝ってちょっぴりジューシー。
そしてこの、脂の乗り切る前の若手女優的な清々しさ、クリアさですよ!Twitterで話題になったフジワラさんの「田んぼが見える(恍惚の表情で)」のLINEスタンプを連打したい気分です(笑)
甘みが膨らんだ後は、柑橘系の酸味が波紋のように広がり、苦味や若干のアルコール感を残しつつキレていきます。
そんなわけで今回いただいた『醸し人九平次 黒田庄に生まれて、純米大吟醸』、心地よく酔わせてくれる、清楚でちょっぴりジューシーな大吟醸酒でした。
香りも鼻につくほど派手過ぎないので、食中で全然イケます!極端なことを言えばレバニラ炒めを食べながらでもそれほど違和感がありませんでしたよ(笑)
個人的には1日目より2日目~3日目あたりの方が美味しく感じました。長い余韻を楽しむならやはりワイングラスで飲みたいですね。
それではまた。
コロナウイルスの感染拡大を受け急遽発売された低価格商品の『醸し人九平次 La Maison(ラ・メゾン)』をいただきました!ぜひこちらもご覧ください↓sakearchive.hatenablog.jp