しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

福井県『梵 初雪 しぼりたて 純米大吟醸 生原酒』初雪を彷彿とさせるうすにごりの純米大吟醸。あの『日本の翼』もブレンドされているお買い得の1本です。

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こんにちは、しーたかです。

「冬が来たらまた飲みたいな~」なんて思いつつ、すっかり忘れていた頃に酒屋さんで遭遇。

今回約2年ぶりにいただいたのは『梵 初雪 しぼりたて 純米大吟醸 生原酒』f:id:sakearchive:20190102172709j:image
福井県鯖江市の加藤吉兵商店のお酒です。

このぐらい人気のあるお酒だと、有名すぎるために敢えて飲まないという方も多いのでは?

私自身『梵』や『醸し人九平次』あたりの銘柄は「敢えて飲まないポジション」のお酒になってしまっているような気がします。

しかも大して飲んでないクセに、味を知った気になっているのが大変よろしくありません(笑)

さて、今回いただく『梵 初雪 しぼりたて 純米大吟醸 生原酒』は、ほとんどのお酒を低温で熟成させてからリリースする『梵』の中では非常に珍しい新酒のしぼりたてのお酒です。

しかも、兵庫県産特A地区で契約栽培された今年の新米の山田錦を35%精米した「日本の翼」クラスのお酒と、50%精米した「吟撰」クラスのお酒をブレンドしているとのことです。

新酒のうすにごりのお酒としてはかなりハイグレード。しかもスペックの割にお値段がお手頃なのが最高です!

以前いただいたときに、ピチピチで非常に美味しかったのを思い出して購入してみました。

思い出補正も多分にあるかと思いますが、記憶通りなら相当ウマイはず。楽しみにいただいてみます。

『梵 初雪 しぼりたて 純米大吟醸 生原酒』雅でシルキーな質感。個人的にはもう少しガス感があった方が好みかも?

『梵 初雪 しぼりたて 純米大吟醸 生原酒』のラベル脇はこちらf:id:sakearchive:20190112133617j:image

スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 兵庫県契約栽培 山田錦 100%
精米歩合 50%
アルコール分 17度

精米歩合が50%とありますが、これは酒税法上の表記ですので実際の数値はもっと低いそうです。

比率はともかく、精米歩合50%の吟撰に精米歩合35%の日本の翼をブレンドしているのですからね。

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、マジックインキ、白桃、洋梨、をベースにうすにごりのお酒らしい芳醇な香りが漂います。

取って付けたような華美な香りではないのがいいですね!

口に含むと、白桃のような含み香とともに、雅でシルキーな質感で甘みが膨らみます。

新酒のわりには、それなりに滑らかなタッチ、流石です。後半はガス感が甘みを持ち上げるようにしてエネルギッシュに駆け抜けていくイメージでした。

滓(おり)にマスキングされていますが、ピリリとしたアルコール感や苦味もいいアクセントです。 

ただ、2~3年前に飲んだときはもっとシュワシュワしていた気がしたんだけど、気のせいだったのでしょうかね?

以前に飲んだときに感じたダイナミズムは影を潜めているなーという印象でした。

とはいえ『梵』らしい安定感のある味わいはキープしているので、また来年も機会があれば購入してみようかと思います。

実質的には精米歩合50%未満のお酒と考えるなら、コスパは良好ですしね。

4合瓶で1000円台で買える純米大吟醸の中では頭ひとつ抜けているかと思います!初めて『梵』を飲むという方にもオススメです。

それではまた。

『梵』の終生のライバル(?)同郷・福井県の『黒龍』のお酒特集です。ぜひこちらの記事もどうぞ↓

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