こんにちは、しーたかです。
10月に入って、少し秋らしい気候になってきました。以前、生意気にもひやおろしの出荷時期早すぎませんか?解禁日設定しようよ…なんて記事を書いた私ですが、そろそろ『ひやおろし』が美味しく感じられるシーズンになってきたんでねーの?ってことで、当ブログでも『ひやおろし』のお酒をぼちぼち紹介していこうかなと、思います!
というわけで、今回は福井県の銘酒『黒龍 吟醸(原酒) ひやおろし』を紹介します!
黒龍酒造の秋の季節限定商品としては『黒龍 吟三十八号』と並んで人気の『黒龍 ひやおろし』。待っていたファン(もちろん私もその一人)は多いんじゃないでしょうか?
『黒龍』は『黒龍 大吟醸』や『黒龍 吟醸 いっちょらい』などの通年商品ももちろん美味しいのですけれど、それ以上に季節限定の商品がたまらなくウマイんですよね。
『黒龍』はレギュラー商品より、季節限定商品派な私としては、今回のひやおろしはマストで飲むべきお酒ということになります。
ということで、こちらが『黒龍 吟醸(原酒) ひやおろし』です。
秋を感じさせるパンプキン色のラベル。そういえば、ほぼ同時期に発売される『黒龍 吟三十八号』もこんな色のラベルでしたね。
あれ?ここで疑問に思ったことがひとつ。
「黒龍のひやおろしって、昔から吟醸酒規格だったっけ…?」
記憶が正しければ、数年前に飲んだ黒龍のひやおろしは本醸造規格だったような…もしかして黒龍はひやおろしを吟醸と本醸造で2種類出してるのか?
気になって調べてみた結果、以前は本醸造規格でひやおろしを販売していたのですが、2015年から吟醸酒規格にグレードアップしたとのことです。
黒龍 吟醸 ひやおろし(黒龍酒造) 通販 | 酒のさかえや 地酒.biz
黒龍酒造は2015年から2016年にかけて、商品規格やラインナップの見直しをしていましたので、その一環ということなのでしょうかね。
裏ラベルはこんな感じです。55%まで磨いた福井県産の五百万石を全量使用しています。
気になるのはアルコール度数!なんとアルコール分が18度もあります。表ラベルには書いてありませんでしたが、裏ラベルをよく見ると申し訳程度に『原酒』である旨の記載がありますね。
寒造りのお酒は低温熟成され秋の訪れとともに一番おいしい季節を迎えます。秋上がりとも称される旨味がのった旬の吟醸原酒です。
表ラベルには『黒龍 吟醸 ひやおろし』と書いてあるだけで、『原酒』と表記しないのは何か理由があるんでしょうかね?原酒表記するとあまり売れないとか?
原酒、か原酒でない加水された酒かは大きな違いなので、できればわかりやすく記載してほしいですね~。
ま、そんなことはともかく飲んでみましょう!
グラスを口に近づけると、控えめな吟醸香。うっすらとメロンのような香りがします。
口に含むとミディアムボディの、果実のような甘みと旨みが口いっぱいに広がります。程よく熟成した丸みのある味わい、それでいて、まだあどけなさの残るフレッシュ感は、『黒龍 ひやおろし』の真骨頂です。
口の中で転がして飲み干すと、原酒らしい飲みごたえを感じます。
あと、「ピン」と張りつめるようなアルコール感ね!アルコール感といっても、ツンと来るような嫌な感じは全くなくて、あくまで「ピン」とした上品なものです。
この「ピン」とした独特の後味は、『黒龍』の吟醸系統のお酒によく見られる風味ですねー。新潟・佐渡の『北雪』の吟醸、大吟醸も「ピン」とするようなイメージがあります。
「何いってんだ?お前」と思った方は、ぜひどこかで飲んで感想をお聞かせくださいませ。
それではまた。
その他、黒龍酒造のお酒のレビューはこちら↓ぜひご覧くださいませ。