こんにちは、しーたかです。
もう3月に突入したのにまだまだ新酒のお酒のアップが進んでいません。実を言えば去年の『ひやおろし』も書きかけの下書きが残っている現状です…(笑)
まったく、1日24時間じゃ足りないですよねぇ。ショートスリーパーになるしかないのか?
そんなわけで今回いただいたのは『播州一献 純米超辛 生』。
兵庫県宍栗市の山陽盃酒造のお酒です。
『播州一献』は家飲みは今回が初ですかね。
とはいえ、以前よく参加していた試飲イベントの『若手の夜明け』で試飲したり、首都圏の居酒屋でもちょくちょく見かけたりするため、なんとなく親近感のある銘柄です。
山陽盃酒造といえば昨年、2018年11月に起きた火事で一時はどうなることかと思いました…。
しかし、不幸中の幸いで死傷者はゼロ、また醸造設備も大きな被害がなかったために、30BYの仕込みを継続しているようです。
再建までの道のりはなかなか大変だとは思いますが、頑張って立て直してほしいと切に思います!酒飲みは飲んで応援、ですね。
さて今回いただくお酒は、レギュラー酒として販売されている『播州一献 純米超辛』の冬季限定バージョンという扱いのようですね。
『播州一献』は火入れのお酒をお燗して飲む機会が多かったので、生酒は初めていただくかもしれません。
普段から辛口のお酒が多い同銘柄、それも生酒なので、けっこうパンチのある味わいなのかなーと予想しつつ、楽しみにいただいてみます。
『播州一献 純米超辛 生』日本酒度+10のスペック通り、ドライな仕上がりの生酒です。
『播州一献 純米超辛 生』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 兵庫北錦 100% |
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | +10 |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると 水飴やハッカのような香り、ややセメダインっぽさもありますかね。
口に含むと、ブドウを思わせるクリアーな甘み。生酒らしい濃厚で厚みのあるボディが舌の上に密着してきます。
やや強めに迫る酸味と僅かなガス感が相まって抜群のキレを演出します。『篠峯』や『花陽浴』ほどではありませんが、ややジューシーな印象です。
ただ味が濃いだけでなく、どこかドライでシャープな質感こそが『播州一献』を人気たらしめている理由なんでしょうね!
開栓して1週間以上経過すると、口に含んだ瞬間のアタックがやや平坦になり「淡麗辛口かな?」と錯覚するぐらいに飲みやすくなりました。味はだいぶ変わったもののこれはこれでよし!
そんなわけで今回いただいた『播州一献 純米超辛 生』、フレッシュでオーソドックスな辛口のお酒でした。
これといった特徴があるかと言われるとそうでもないのですが、こういうお酒は料理とのペアリングで相乗効果を期待できます。
この酒と合わせるなら、のどぐろやほっけのような脂の乗った魚。焼き鳥なんかも相性がいいのではないでしょうか。
油を切ってくれるという意味では唐揚げもいいと思います。自分が試したものだと『イカの唐揚げ』とか最高でしたよ!
それではまた。
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