こんにちは、しーたかです。
先日いただいた『農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒』に引き続き、今回も農口尚彦研究所のお酒をレビューします。
今回は『農口尚彦研究所 純米 無濾過生原酒 五百万石 70th』をいただきました。
石川県小松市の農口尚彦研究所のお酒です。
リリース当初は石川県内の特約店限定で発売されていた商品です。2019年から県外でも販売を開始。1升瓶3000円(税抜)だったのが、なんと4500円(税抜)に大幅に値上がりしました。
1.5倍でしょ?ここまで一気に値上げしたお酒はみたことないですね…。
「それなりにやってくれないと困りますよー!?」と言いたいところではありますが、困ったことにパフォーマンスは良好なんですよね(笑)
ちなみに、2019年で農口尚彦氏が酒造りを始めて70周年だそうです。
ある意味、ご祝儀価格と思えなくもありませんね。80周年を迎える頃には10000円とかになってそう(笑)
何にせよ、農口氏には気が済むまで元気に酒造りしてほしいものです。
『農口尚彦研究所 純米 無濾過生原酒 五百万石 70th』 屈託のなく溢れる米の旨み!ちょっと前までこのお酒が3000円で販売されていた事実に震えます…。
『農口尚彦研究所 純米 無濾過生原酒 五百万石 70th』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 石川県小松市松東地区産 五百万石 100% |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 18度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、洋梨やオレンジを思わせる爽やかな香り。嘘臭さのない香りは好感がもてます。
口に含むと、米の真芯を食ったようなディープなアタック。柑橘風味のヨーグルトを濃縮したような濃醇な味わいです。まるでラベルのように渦巻く甘旨味が脳天にダイレクトに直撃するようです…!
本醸造よりは味はしっかりめ。先日紹介した『農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒』と比べると味はややプレーンかな?
といっても平坦というわけではなく、無駄を削ぎ落としつつも『農口尚彦研究所』としての肝要なところだけ残したって感じです。
柑橘ライクなやや厚めの酸味が凝縮感を演出。苦味とともに収斂していきます。いかにも「酒、飲んでます!」って感じにカァ~っとするのがいいですよね。しかも余韻はスカッと爽快なんだからたまらない。
そんなわけで今回いただいた『農口尚彦研究所 純米 無濾過生原酒 五百万石 70th』、評判通りの素晴らしいお酒でした。
いや~これだけ味をしっかり出しているのにスイスイ飲んでしまうキレの良さはスゴいですね。
大幅に値上がりしましたが、クオリティーは上々。興味のある方は迷わず買ってみるといいと思います。
それではまた。
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