しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

石川県『農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒』複雑な旨み、柑橘を思わせる爽やかな余韻に杯が止まらない!極上の山廃で気分はフライハイな一杯です。

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こんにちは、しーたかです。

本日紹介するのはコチラ『農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒』です。f:id:sakearchive:20190303120531j:image
石川県小松市の農口尚彦研究所のお酒です。予備知識がない方は「研究所ってことはお酒の研究機関なの?」と思うかもしれませんが、ここはれっきとした酒蔵です。

農口尚彦研究所とは、そのネーミングの通り、長年にわたる『菊姫』の看板を支え続けた伝説の杜氏・農口尚彦(のぐちなおひこ)氏が在籍する酒蔵です。

酒蔵の名前になってしまうぐらいですから、日本酒業界の中ではレジェンド中のレジェンド。プロ野球でいえば王貞治か長嶋茂雄かという存在なのではないでしょうか。

裏ラベルにも書いてありますが、

「農口尚彦研究所」は、現代の名工である農口尚彦杜氏の「巧みの技術・精神・生き様」を次世代に継承することをコンセプトとして設立された全く新しい酒蔵です。

とのこと。 

新設の酒蔵ですが、農口尚彦氏のネームバリューや「早く投資分を回収したい」という思惑があるのか、リリースされている商品はかなり強気の価格設定です。

とはいえ、他のアルコール飲料と比べると、日本酒は全般的に品質が高いのに値段が追い付いてないようにも思えます。

国内の日本酒の消費量はそう増えることはないでしょうから、業界に影響力のある酒蔵さんが実勢価格を牽引していかないと日本酒業界はジリ貧に陥ってしまいます(というかもう陥っています)。

ま、もちろん消費者としては安ければ安い方がありがたいのが本音。しかし、価格にクオリティーが伴っていて、なおかつ自分の好みに合致するのであれば、多少割高でも喜んで買う気概は持ちたいものです。

『農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒』山廃×アル添。それぞれの利点を活かした秀逸な仕上がりです。

『農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20190303120555j:image

スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 麹米: 兵庫県産山田錦 掛米: 長野県産美山錦
精米歩合 55%
アルコール分 18度

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、オレンジ、グレープフルーツ、僅かに洋梨や乳酸系の香りがします。

口に含むと、みずみずしくもピンと張りつめた緊張感のある液感。最初の一口は軽く、オレンジのような柑橘系の含み香が膨らみます。

そして「せーの」で甘旨酸が複雑に絡み合いながら舌のセンサーの中枢を焦がすように押し寄せてきます!

この凝縮感こそ『農口尚彦研究所』の無濾過生原酒の特徴でしょう。力強くもクリアーで屈託のない味わい。微妙な山廃にありがちな野暮ったさはまったくありません。

後味は深くキレ込む柑橘ライクな酸味によってパッと弾けていきます。爽やかで長い余韻がいいですね。

アルコール度数18度なりの飲みごたえもしっかりありますが、いい意味で度数の高さを感じさせないお酒ですね。

ジューシーでいてなぜか押し付けがましくない。気付けばまた飲んでいる(笑)落としどころが巧いんでしょうね。いわゆる危険な酒ってやつです。

 

そんなわけで今回いただいた『農口尚彦研究所 山廃吟醸 無濾過生原酒』、期待通りの完成度の高いお酒でした。1升瓶5000円(税抜)の価値は間違いなくあると思います。

ぜひ蔵人さんには農口氏の技術をしっかり盗んでもらいたいですね。 

それではまた。

農口尚彦チルドレンの西出裕恒氏が造る『春心(はるごころ)』もオススメです!ぜひこちらもご覧ください↓ 

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