しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

山形県『くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒』ほとばしる芳香でお値段以上の大吟醸。老婆心ながらくどき上手はもっと値段上げた方がいいよって思います、マジで

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こんにちは、しーたかです。

みなさん明けましておめでとうございます。私の2017年は泥酔、二日酔いの末、寝ている間に過ぎ去ってしまったようです。

このブログにおいても、2017年内にラスト1記事書くつもりだったのですが、あまりの気持ち悪さにそれも叶いませんでした。

2017年最後のブログが、まさか鶴見のつけ麺屋さんの記事を投稿して終わるとは…(笑)

せめて2018年初回の投稿は日本酒の記事からスタートしましょう。

ということで今回紹介するのは山形県の『くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒』です。
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言わず知れた『くどき上手』の新酒1発目です。山形県の亀の井酒造のお酒ですね。

ふくいくたる吟醸香とハッとするような味わい、また『Jr.のヒ密』『穀潰し』含みのあるネーミングで人気物の『くどき上手』、個人的には外飲みで頻繁に飲んでいることもあって、なかなか家用に買う機会のない銘柄です。

私がちょくちょく顔を出す日本酒イベントの『吟醸新酒祭』でも『くどき上手』のブースは行列ができるほどの人気っぷりなんですよねー。全国を代表する名だたる蔵元が出展している中でも一際異彩を放っています。

sakearchive.hatenablog.jp

まぁとにかく、『くどき上手』は外で飲んでばかりできちんと(?)家で飲んだことがない。ほとんど一升瓶でしか売っていないのも気軽に買いにくいところではあるんですけどねー。

試飲会でウマイウマイと飲んでばかりで、売り上げに貢献しないのは蔵元さんに申し訳がないですから、たまには売り上げに貢献しましょうかということで購入に至りました。

今回は横浜市南区の栗原商店で購入。

横浜市営地下鉄ブルーラインの吉野町駅から徒歩5分。横浜界隈の酒通の方ならよく知る君嶋屋本店の並びの通りにある、超ローカルな酒屋さんだ。

もちろん町田の超有名地酒屋『さかや 栗原』とはなんの関係もありません(はず)。

普通に生活していたら地元民でも見逃してしまうような極めて地味ィな酒屋さんなのですが、こちらのお店は異常なぐらい『くどき上手』『ばくれん』の品揃えに力を入れています(笑)

大袈裟に言っているのではなく、置いてある日本酒の半分ぐらいが『くどき上手』関係の商品なんですよね。

この清々しいまでの偏りっぷりと、愛想のいい店主の親父さんがこのお店の味だよね。

私の生まれ育った横浜市南区周辺は治安も悪く(たまに発砲事件とか強盗とかある)、つくづくクソみたいな町だと思っているけど、君島屋本店を筆頭に、鈴木屋酒店、ほまれや酒舗、少し行けば磯子に山本屋酒店、関内方面まで足を運べば丸十酒店、徳丸商店などなど、都内に負けないぐらい良質な酒屋さんが密集しているもんだから、なかなかこのエリアから離れられません(笑)

自転車で4軒酒屋ハシゴとか余裕ですからね。あれなんだ、やっぱりいい町じゃないか。

『くどき上手』のしぼりたて、サブタイトルは『The first thing』。ニクいネーミングからの華やかな香りと味。お手本のような山形系吟醸酒ですね~。

どうでもいい話が過ぎました。裏ラベルはこちら↓
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 サブタイトルは『The first thing』。「しぼりたては、旨味濃厚、甘めに造っています。」とのことです。上等上等。

スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 山形県産 出羽の里 100%
精米歩合 48%
アルコール度数 17度以上18度未満
日本酒度 -2.0
酸度 1.3

原料米には山形県産の出羽の里を使用。

精米歩合48%というスペックでいて、税抜き価格は一升瓶で3000円切っていますからどんだけお買い得なのよ?ってビックリしますよね。

『くどき上手』や『ばくれん』の他の商品も全体的にリーズナブルですし、かなり良心的な酒蔵ですよね、亀の井酒造さんは。

ちなみにボトルに記載はありませんが、無濾過生原酒らしいですね。

普通の生酒のつもりで購入したので後で調べて面食いました。まぁ「しぼりたて」っていうぐらいですから無濾過生原酒と考える方が自然ですよね。

 

さていただいてみましょう!

グラスに口を近づけると、清楚ながらハッキリと感じるリンゴの香り。そこに微かにヨーグルトのような粘りも感じますね。

口に含むと、おぉなかなかボリュームのある甘み。濃密、とまではいかないまでもリンゴの蜜のような甘みがぶわっと口の中で広がります。個人的に『くどき上手』の銘柄にはもっと清楚なイメージがあったので驚きましたね。

裏ラベルには「旨味濃厚、甘めに造っている」と説明書きがありましたし、無濾過生原酒というスペックを考えるとこういう感じになるのかな?

口の中で広がる甘みの後はささやかなな旨味が続き、アフターには軽やかな酸味と苦味が流れて余韻の長いフィニッシュを形成します。

 

というわけで今回の『くどき上手 純米大吟醸 しぼりたて 生酒』、華やかな香りと、上質な甘みでインパクトを残す食前酒向きのお酒でした。

正直、食中に飲むイメージは湧きませんが、乾杯で1~2杯飲むなら最高なお酒です。特にフルーティーなお酒が好きという方なら一飲の価値アリ。

何よりこのお酒、純米大吟醸なのに一升瓶で3000円程度という尋常じゃないコスパがありがたいですよね。1000円以上上乗せしても全然売れると思いますが…。

いい意味で味と価格が釣り合ってないお酒です(笑)こういう酒はちょっとした手土産にもってこいですね。

それではまた。

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