こんにちは、しーたかです。
年始に行きつけのお店で高級酒をいただききました。次に飲む機会はいつになるかわからないので、せっかくなので記録に残しておこうと思います。
それがコチラ、山形県『萬年雪 銀嶺月山 古酒大吟醸』です。
なんだこれは、全然見たことないボトルだ…いったいどこの酒蔵さんのお酒だろう?
メニューを見るとどうやら『銀嶺月山』で有名な月山酒造のお酒らしい。
『黒龍』の高級品ライクな機械栓に陶器(?)の瓶を採用しているあたり、只者ではない雰囲気を醸し出しています。
そういえば『銀嶺月山』ってお酒は山形ではそこそこメジャーな銘柄だと思うのですが、個人的にそれほど飲む機会がありません。
当然、味の傾向や味の印象についてもほとんどインプットがないので、何の予断なしにまっさらな状態で飲めるというのはある意味ありがたい気もします。
今回いただく『萬年雪 銀嶺月山 古酒大吟醸』は大吟醸酒を3年間低温で熟成させた1本。月山酒造のお酒の中では『銀嶺月山 純米大吟醸 斗瓶囲い』と並んでフラッグシップ的な扱いを受けているようですね。
『萬年雪 銀嶺月山 古酒大吟醸』柔らかく繊細な味わい。価格相応の価値をしっかり感じさせてくれるお酒ですね。
『萬年雪(まんねんゆき) 銀嶺月山 古酒大吟醸』の裏ラベルはこちら。
スペック表も貼っておきましょう。
原材料名 | 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール |
使用米 | 山田錦 100% |
精米歩合 | 35% |
アルコール分 | 16度 |
使用酵母 | 山形酵母 |
日本酒度 | +5.0 |
酸度 | 1.3 |
細かいスペックまで公開してくれているのはブロガー的にありがたいです!
それではいただいてみましょう。
香りは大吟醸にしてはやや穏やか。ぬるりとした米の香りがメイン、かなり奥の方にリンゴのようなニュアンスもあります。
口に含むと、ぬるりとやや粘性を感じるファーストタッチ。パウダースノーのように上品でテンダーな旨みが心地よいですね~。非常に滑らか。
で、また面白いのがヒネそうでヒネないギリギリのラインを攻めてくるんですよね。「ヒネるかな?ヒネるかな?んんッ…ヒネない!!」といった感じの危うい酒、個人的にはけっこう好きです(笑)
特に大吟醸で熟成酒でしょ?失敗したら本当に目も当てられないと思うんですよ。一歩踏み外してヒネ香でも出てしまった日にはもう台無しなわけで。
まぁ酒蔵さんにノウハウと自信があるからこそ出来るんでしょうけど、リスキーであることには違いないと思うんです。でもそこをあえて踏み出す。リスクを抱えながらも滑落しないギリギリのバランスを実現させた、そこに価値があると思うんですよね。
そんな感じで今回いただいた『萬年雪(まんねんゆき) 銀嶺月山 古酒大吟醸』、熟成によって丸みのある味わいを獲得しつつ、高精白の大吟醸らしく、線の細さもちゃんと感じられるいいお酒でした!
1升瓶で11500円(税別)という日本酒としてはかなり高額な商品ではありますが、その価値は十二分にあるように見受けられます。
立派な木箱入りなのでギフトにもオススメ。定番のお酒を贈るのもいいですが、いつもと違うお酒を贈ってみるのもいいものです。
それではまた。
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