こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『純米酒とワインのお店 EMON』にお邪魔しました。湘南台駅から徒歩4分、駅前のマクドナルドと横浜信用金庫の間の道を進み、3つ目の角を左に曲がったあたりにあるお店です。いかにも年季の入った酒場が多い湘南台エリアでは珍しく、デートでも使えそうな瀟洒な雰囲気がいいですね。利用客は近隣在住のシュッとした30~40代が多い印象です。
お通しは揚げ出し豆腐(400円)。
寒い季節は、温かいお通しが本当に嬉しいものだ。お通しは日替わりで変わるようです。後日再訪した際は芝エビの空揚げでした。
料理のメニューはこちら。えっ何か全体的に安すぎませんかね?おまかせのコースはなんと1人2,530円と超破格。今回はとりあえずアラカルトで注文してみることにします。
『本日のお刺身盛り合わせ(979円)』。
この価格にしてこんなに盛りが良いとは!真ん中の小鉢は赤ナマコです。タチウオが滅法旨かったのが印象的です。
1杯目のビールを飲み終えたところでそろそろ日本酒に移行しますかね。日本酒のメニューはこんな感じ。
花垣、綾花、萩の鶴、神亀、日置桜など、いかにも通好みするラインナップです。これまたビックリしたのが基本的に日本酒は全種類1合770円なんですよね。日本酒専門で座れるお店としては最安クラスの値付けです。もしや店主は原価計算出来ない系の人なのか?(褒め言葉)
冷酒で萩の鶴からスタート。おしゃれな片口にたっぷりと注がれます。この酒器いいなぁ~どこで売っているんでしょう。お店の方のオペレーションを見ていると食洗機に突っ込んでも問題ない様子で、ますます欲しくなりました。お店の方に聞いてみればよかったか。
『本日の野菜のおばんざい盛り合わせ(550円)』。
これも価格の割にボリュームは多め。和から洋まで様々な味付けです。これだけあれば酒飲みは延々と飲めますぜ。
『牡蠣の食べ比べセット(770円)』。
播磨灘と仙鳳趾の食べ比べです。うぉープリプリジューシー!よく知らないお店で生牡蠣を食べることはあまりしないのですが、入店して10分で信用してしまったチョロい私です。
『極太タチウオの塩焼き(638円)』写真よりも実物はけっこう大きめです。
刺身があれだけ旨いんだから焼物も絶品ってなもんですよ。ふっくら良い加減で焼けてます。
『ヤリイカしゅうまい(550円)』。イカの風味とコリコリした食感を強く感じる。これはワインよりも日本酒でしょう。それにしても何を食ってもウマイですね、このお店は。
『相模牛内もも肉のたたき(660円)』。
控えめな脂と柔らかい肉質が印象的な一皿。単価が稼げそうな食材であっても、徹頭徹尾控えめな値付けを貫くスタイルに頭が下がります…。
『若鶏とほうれん草のハニーマスタードグラタン(580円)』。
マスタードのつんとした辛さがクセになる大人の味わい。グラタンって赤ワインも燗酒も合うからこういう店にはもってこいですね。
調子に乗って〆に『特製ケチャップと赤ワインのボロネーゼ(990円)』もいただきました。
これは割と普通。挽き肉がゴロゴロ入っており、麺抜きならワインのアテになりそうな味わいです。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『純米酒とワインのお店 EMON』、この日のお会計は2名でしこたま飲み食いしてやっと11000円程度と超絶お財布に優しいお店でございます。カウンター席に常連が多いのも納得。常連と言っても排他的な雰囲気では全くないので、一見さんも気兼ねなく利用できます。
店の雰囲気こそ違えど、浅草の名店『酒さかな ずぶ六』を思い出しました。酒のラインナップもシブいしね。
1人5000円前後の予算のお店としては最高クラス。太鼓判。イチオシです。ちなみに善行にも系列のイタリアンの店舗があるそうなので、機会があったら寄ってみたいものです。
それではまた。
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