こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
普段は日本酒を扱っている和食のお店に行くことが多い私ですが、たまには洋食の気分のときもあります。
今回は『CAMPARI(カンパリ)』にやってきました。
関内駅からは徒歩5分。関内の桜通りから一本入った路地の中ほどにある小さなビストロです。
オープンしたのは2019年だったかな。出来た頃から気にはなっていましたが今回が初訪問。この辺りは他に行くお店も多いんですよねーだいぶ後回しになっていました。
この路地自体も『焼き鳥 さいとう』や『美鶏』、それに『カサブランカ 片野酒類販売』や『めし酒場 晴耕雨読』など、名店がひしめき合っていますからね。ただ、この路地をあらためて歩いてみると意外にも洋食の店がほとんど見当たらないのよね。この場所に出店したのはなかなかいい選択なのかも?
こちらは料理のメニュー。味のイメージがしやすいド直球メニュー。ビストロに行き慣れていない人も親しみやすいメニュー構成なのかなと思います。
ドリンクのメニューは撮り忘れました。ワインはグラスで数種類、自然派やオーガニックを中心に揃えているようです。グラスは1杯およそ780円~1080円程度。知らない銘柄が多かったですが、味わいからすると納得感のある値付けでしたね。ただし、旨安ワインで有名なあのエコバランスが1杯780円だったので実は若干割高なのかもしれない(笑)
こちらはお通しの『タコのマリネ』。ひと皿で2名分の盛り付けです。これと言ってひねりはなく普通のマリネでしたね。提供されてありがたい皿ではないけど、イラッとするほどでもない。お通し400円なら良心的よね。
こちらは『ゴルゴンゾーラのポテトサラダ(680円)』。
いかにもなゴロッとしたビジュアルがそそるー!ゴルゴンゾーラの濃厚なコクと爽やかな風味がマッチしていますね。これはなかなかよいぞ。
『パプリカのムース いくらのせ(780円)』。
パプリカのイメージから軽快なムースをイメージして頼んだらビックリ仰天。むちゃくちゃ濃厚。すんげーギルティーな味だね、こりゃ(笑)
きっと本場の味に忠実なんだろうねー(フランス行ったことないけど)。正直バゲットがなかったら結構きついかも。でも濃いものを食べたいときに食べたらかなり満足しそうな皿です。
『白子のポッシェ 栗のピューレ添え焦がしバターソース(1180円)』。この日ラスイチだった白子を勝ち取りました。後から来たお客さんゴメンなさい。
白子の質はなかなかのもの。そして栗のピューレがやけに旨いのよね~。ポン酢以外で食べる白子が久しぶりだったこともあり、新鮮に感じましたね。
『フォアグラと鶏レバーのパテ(680円)』
これも脂ぎっとり超濃厚。いわゆる味が「うますぎる」案件です。力こそパワー。くどすぎるほどこってりした味わいこそがフレンチ、いや、ビストロの本懐なのだと言わんばかり。方向性はすごくいいと思います。
メインは『フランス産鴨肉のロースト(1680円)』を注文しました。
こちらは今回いただいた中で一番微妙でしたね。前菜~温菜とこってり濃厚な皿が続いて、さぁメインはどれだけ盛り上げるのかしらと思ったら、超平凡でカウンターのハイチェアーからずっこけそうになりました。
牛肉や豚肉の方が無難だったかもしれません。価格を上げてもいいから、もう少し立派な肉が食べたいものですねー。コスト的な意味で需要と供給のギャップを強く感じるメインでした。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『CAMPARI(カンパリ)』、メインはやや不完全燃焼…だったものの、こってり系ビストロの関内代表と言って差し支えないお店でした。
いかにも食いしん坊に見えるシェフが作る料理はどれも同じ方向を向いています。「俺はこういう料理が作りたいんじゃー!お前らもこってりした味、本当は好きだろ?」てな具合のバイブスがはっきり伝わるのが良いんですよね。もっともっと振り切ってくれるとますます信者(ファン)が増える予感がいたします。
ちなみに馬車道駅から海岸通りに差し掛かるところにある『CABdelica&brochette』も姉妹店だそうです。気が向いたら行ってみますかね。
それではまた。
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