こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『御代栄 びわこのくじら 無濾過生原酒』をいただきました。
滋賀県湖南市の北島酒造のお酒です。
北島酒造のお酒は当ブログでは初登場ですね。主力商品の『御代栄』『北島』は両方とも非常に硬派な酒質。
ゆえにユニークなデザインのお酒とは無縁なイメージがある…のですが、たまーに遊んでくるんですよね。とくに夏酒の『タコイズブルー』は関西ジョーク交じりで傑作中の傑作だと思います(笑)
で、今回は『びわこのくじら』ときた。??いったいその心は?公式HPいわく
びわこにくじら?!もちろんいません、ありえません。ありえへん程おいしいお酒…ということで命名しました
だそうです。まぁよく次から次に思い付きますよねぇ(笑)
ラベルやネーミングのインパクトが先行するこちらのお酒ですが、中身も中々興味深いんですよ。
普通酒の無濾過生原酒を、酒蔵さんで半年間低温貯蔵したのちに出荷したいわゆる秋上がり的なスタイルなんですよねー。しかもアルコール分は20度って…オイオイ、気合い入りすぎだろー!!
以前いただいた『越の白鳥 かめ口一番 ひやおろし 本醸造 生原酒』を彷彿とさせるスペックですなぁ。覚悟していただきましょ…!
『御代栄 びわこのくじら 無濾過生原酒』アル添の無濾過生原酒もいいものですね。エネルギッシュでパワフルの味わいの前にたいていの悩みはブッ飛んでいきます。
『御代栄 びわこのくじら 無濾過生原酒』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール |
アルコール分 | 20度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、ハッカや沢庵を思わせる香り。マティーニに添えられたオリーブのようにオイリーなニュアンスも一癖ありそうな酒質を予見させます。
口に含むと、アルコール度数相応にガツンと迫力のある旨味が膨らみます。おぉ~!想定どおり濃醇でパワフルですね。
柑橘の風味をメインに熟成からくるキャラメリゼしたニュアンスも旨味に乗っかって複雑な味わいだ。
ただし、難しいお酒ってわけではないんですよね。アルコール度数のおかげでストレートに味が伝わりますし、ジューシーさもあってキャッチーな味わいに仕上がっています。
重さを感じさせない清涼感のあるキレもよいです。普通酒だけあってお値段もそこそこリーズナブルですし、追熟用に複数本買うのもアリな気がします。
そんなわけで今回いただいた『御代栄 びわこのくじら 無濾過生原酒』、これが普通酒というのはなかなか驚き、シーシェパードも仰天間違いなしなハードパンチャー的日本酒でした。
ただ、「北島酒造のお酒でこのスペックならこういう味わいになるだろうなー」という予想どおりの味わいな分、初めて飲んだときのサプライズはありませんでしたね。
しかし、ダチョウ倶楽部の「押すなよ、絶対押すなよ」的な予定調和な味わいもこれはこれで大事。酒飲みとしては全然ウェルカムですよね。
それではまた。
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