しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

奈良県『神韻(しんいん) 純米無濾過生原酒50 美山錦 30BY』をいただきました。

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こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。

今回は『神韻(しんいん) 純米無濾過生原酒50 美山錦 30BY』をいただきました。f:id:sakearchive:20200106143039j:image
奈良県天理市の増田酒造のお酒です。

約30石と超がつく少量生産で造られる『神韻』。生産量の少なさもあり、関東ではなかなかお目にかからない銘柄ですね。

最近ではグルメ雑誌『dancyu』2020年3月号の日本酒特集でもチラッと載っていたので気になっていた方も多いのではないでしょうか?

製造責任者があのプレミアム焼酎『百年の孤独』の製造を担っていた黒瀬宏康さんというのもフックが強いです!

焼酎から日本酒造りへのキャリアチェンジはあまり聞いたことがありません。「この道何十年の~」が良しとされやすい業界なだけに新鮮。本当は酒造りって自由なんでしょうね。

増田酒造のお酒は昨年『神韻 樫樽熟成酒』をいただきました。フランス・アエリー産のオーク樽で熟成した逸品は『百年の孤独』ファンの方ならずとも気になるところじゃないでしょうか。常温ほったらかし作戦が完璧にハマるお酒でしたね(笑)

sakearchive.hatenablog.jp

『神韻(しんいん) 純米無濾過生原酒50 美山錦 30BY』肉感たっぷりのボディと柑橘ライクな酸。肉料理と合わせたくなる迫力溢れるお酒でした。

『神韻(しんいん) 純米無濾過生原酒50 美山錦 30BY』の裏ラベルはこちら

スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 美山錦 100%
精米歩合 50%
日本酒度 +9
酸度 1.9
アルコール分 18度以上19度未満

スペック的にはなかなか興味深いですよね~。精米歩合50%まで磨いた米でアルコール分は18度オーバーってなかなか聞かないような(笑)たまに大吟醸で原酒のお酒があったりしますけど、17度程度ですからね。

やはり『神韻』は米は磨いても酒の力感、迫力にウェイトを置いているんですかね。

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、ハーブや柑橘、スパイシーなニュアンスの香りがしますね。比較的控えめですが奥から込み上げてくるような力強さが頼もしい。

口に含むと、アルコール度数なりの重厚さで、舌にトロッと乗ってくるようなテクスチャー。柑橘を思わせる風味とシャープなキレで重さを感じさせないバランス感覚がニクいですね。

荒さもありますけど、それ以上に凝縮感による魅力の方が上回る印象、飲んべえ向きの酒ですわ。

ジューシーな酸味に日本酒度+9の数値も相まってドライで力強いフィニッシュ。これはやっぱり魚よりも肉と合わせたいですね。豚肉のローストとか最高じゃないですか?

 

やはり個人的には、足を止めて打ち合うインファイター的なキャラクターのお酒がなんだかんだ好きですね。

似たようなタイプだと石川県の『長生舞(ちょうせいまい)』を連想します。あれも凄まじくパワフルだったなぁ(笑)

ただ『神韻』の方が酸味によるメリハリがある分飲み飽きしないですし、都会で売れそうな酒質だと思います。

それではまた。

関西方面のオススメの日本酒をピックアップしました。あまり掘れていないエリアなので2020年以降は積極的にレビューしていきたいです。

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