しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

石川県『獅子の里 鮮 活性純米吟醸 生』スパークリング日本酒の草分け的商品。終始爽やかで優美な味わいに舌鼓を打ちます。

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こんにちは、しーたかです。

今回は『獅子の里 鮮 活性純米吟醸 生』をいただきました。f:id:sakearchive:20200815114512j:image
石川県の南部、山中温泉の中心街に蔵を構える松浦酒造のお酒です。

松浦酒造といえば酒処の石川県でも数少ない全量純米蔵ですね!ド定番のレギュラー商品『獅子の里 純米超辛』を筆頭に、穏やかな米の旨みとやや強めの酸味が持ち味な酒蔵さんという印象があります。

最近は『十四代』の高木酒造が手掛ける酒米・酒未来(さけみらい)を使った純米吟醸酒がリリースされたことで話題になりました。初めて聞いたときは驚きもありましたが、聞けば納得といいますか「獅子の里の酒質に合ってそうだな~」という気がします。こちらもそのうち機会を作って飲んでみたいものです。

 

さて、今回いただく『獅子の里 鮮 活性純米吟醸 生』は、瓶内二次発酵のスパークリング日本酒です。

松浦酒造さんのHPを覗いて初めて知ったのですが、20年以上も前から発売されているんですね、このお酒…!

けっこう前から販売されているのは知っていましたけど、スパークリング日本酒の黎明期といっていい時期から売っているとはねー。雑誌やメディアでもスパークリング日本酒の代表格として取り上げられることが多いのも納得です。クオリティが高いだけでなく、ジャンルの開拓者的ポジションであれば触れないわけには行きませんよね。

最近リニューアルされたばかりのラベルは、加賀友禅の技法できめ細やかな泡のイメージや様々な味わいの彩りをイメージしたそうです。

視覚的に味を連想しやすいのは実際に商品を手に取る消費者にとってありがたいことです。実際に飲んでみたところ、ラベルのイメージにぴったりくる味わいでした。実際の味わいにラベルデザインを近づけるのは大事なことなんだなぁと実感しますね。

『獅子の里 鮮 活性純米吟醸 生』スパークリング日本酒のジャンルにおいてひとつの指針を示すような逸品。気難しいところのない優しい甘味と繊細な泡、そして程よいドライさが心地よくて心地よくて…

『獅子の里 鮮 活性純米吟醸 生』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20200815114521j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 60%
アルコール分 13度

それではいただいてみましょう。

ちなみに裏ラベルも記載されていますが、開栓は少し気をつけた方がいいですね。なかなか元気よく噴き出します。

活性タイプのお酒に慣れていない方はボウルを下に敷くとか、風呂場で開栓するとか、何かしら暴発に備えておいた方がよいかもしれません(笑)ゆっくり開け締めすること約5分。ようやく開栓することができました。

グラスに口を近づけると、乳酸飲料を彷彿とさせるミルキーで爽やかな香り。若干メロンや梨らしい果実香も混じってなかなかとっつきやすそうな雰囲気です。

口に含むと、きめ細かさとエネルギッシュが両立したガス感でとともに麹由来の優しい甘みが膨らみます。

香りから連想するようにちょっぴりミルキーなテイスト、でバナナやメロンっぽい果実味もあるんですよね。

シュワシュワと沸き上がるようなガスを乳酸飲料的なミルキーさが包んでくれるような、そんなイメージです。

後半は、マスカットや梨を彷彿とさせる軽快な酸味が出てきます。そこはかとないドライさもあって飲み飽きしにくい設計ですね。

アルコール度数も高すぎず低すぎずちょうどいい塩梅だなーと思います。これ以上アルコール度数が低いと酒としての迫力が損なわれる気がしますし、いい落としどころなんじゃないでしょうか。

 

そんなわけで今回いただいた『獅子の里 鮮 活性純米吟醸 生』、優美でいてとっつきやすい味わいが好印象なお酒でした。

よほどのひねくれ者でなければ、これをマズイという人はそういないんじゃないでしょうか?方向性は色々あれどスパークリング日本酒のひとつの正解ですよね。

『澪』でスパークリング日本酒を知って、より本格的なお酒を飲んでみたくなったという方にもオススメです。

500mlというサイズもちょうど良く、ゆっくり飲んでも2日~3日あれば飲みきれるのが嬉しいですね。個人的にも気分のときにまた買おうと思います。

それではまた。

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