こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『秋鹿 クレマンドノゼ 山廃もとしぼり にごり生酒 2020』をいただきました。
大阪府豊能郡の秋鹿酒造のお酒です。
大阪の山間部・能勢(のぜ)の地で、原料米の栽培から醸造まで一貫して行ういわゆるドメーヌスタイルのお蔵さん。その質実剛健なスタイルは、私の地元・神奈川県の『いづみ橋』とも近いものがあり、シンパシーを感じます。
今回いただく『秋鹿 クレマンドノゼ 山廃もとしぼり にごり生酒 2020』は、山廃仕込みの酒母をそのまま瓶詰した大変贅沢なお酒です。
へー『秋鹿』でこんな商品があったんですね!購入するときは新商品だと思っていましたけど以前から発売されているお酒のようです。ネットで検索すると3年~10年前のヴィンテージが販売されています。マニア御用達なんでしょうな。
なんなら酒屋のにーさんまで新商品だと思い込んでいたのがちょっと面白い(笑)
おいおい、勉強不足では…と思わなくもありませんが、商品スペック的にもそこそこの限定商品っぽいので、細かいことは言わないでおきますか。知らなければその度に覚えればいいだけ、人生はその連続ですね。
『秋鹿 クレマンドノゼ 山廃もとしぼり にごり生酒 2020』突き抜けるような酸味は寺田本家のむすひを彷彿とさせます。んーすごい個性(笑)でもなんだかんだでスイスイ飲めるいいお酒です。
『秋鹿 クレマンドノゼ 山廃もとしぼり にごり生酒 2020』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 山田錦 100% |
精米歩合 | 70% |
日本酒度 | -77 |
酸度 | 9.5 |
アミノ酸度 | 3.3 |
アルコール分 | 8度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、漬けものやヨーグルト、グレープフルーツを思わせる香り。
えっ…ホントにこれアルコール分8度なの?香りにだいぶ逞しさがあるのは山廃ならではなのかしら。一癖二癖ありそうな予感がプンプン漂います(笑)
口に含むと、たくあんやグレープフルーツ、キウイにオロナミンCを混ぜたような酸味がほとばしります。アッー何ですかこれは~~!
寺田本家のむすひを思い出しました。あそこまでぶっ飛んではいませんが近いものはあるよな~。ブルーのいかにも爽やかそうなボトルに騙されたわ!いい意味で!
「クレマン」なんてネーミングなので活性タイプなのかと思っていたのですが、ガス感はごくごく微量。ただし、野太くも爽やかな旨味や酸味、そしてフレッシュ感によって、あたかも泡の刺激があるかのように感じなくもありません。
とにもかくにもアルコール度数8度とは思えない飲み応えですよ。マイルドな乳酸飲料感やクエン酸っぽいキュンとした酸味があるおかげで可愛げもあるっちゃーある。でもこれは人を選ぶ酒ですねー。
そんなわけで今回いただいた『秋鹿 クレマンドノゼ 山廃もとしぼり にごり生酒 2020』、爽やかボトルからは想像できない超絶個性派酒でした…!
酒母搾りのお酒といえば最近は『醸す森』が人気ですが、『醸す森』のイメージでこのお酒を飲んだら卒倒間違いなしでしょう(笑)
ちなみに開栓後1週間以上置いた後にグラスに注いでみると、はっきりとザーサイの匂いがいたしました。
日本酒でザーサイ体験、貴重なエクスペリエンスを積みたい方はぜひぜひお試しあれ。
それではまた。
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