こんにちは、しーたかです。
今回は当ブログでも何度か紹介してきた富山県の人気銘柄『羽根屋』の限定シリーズの1本、
『羽根屋 純米吟醸 プリズム 究極しぼりたて Hologram Label』を紹介します。
29BY*1一発目の『羽根屋 純吟プリズム 究極しぼりたて』です。
上手く撮れませんでしたが、ネーミングの通りラベルもホログラム仕様です。察してやってください(笑)
『羽根屋 プリズム』は出来上がったお酒の煌めきをそのまま瓶に閉じ込めた味わいを標榜するシリーズ。
より具体的に言うと、定番商品である『羽根屋 煌火 純米吟醸 生』の無濾過生原酒バージョンということだそうです。
しかも槽場直汲み、つまりお酒を搾った瞬間に直接汲み取っているため、『羽根屋』の通常の商品よりもフレッシュでジューシーな味わいが特徴です。
『羽根屋』を醸す富美菊酒造は一年を通してお酒を作り続ける四季醸造の酒蔵なので、生のお酒を通年で販売しているのですが、じつは無濾過生原酒のカテゴリーのお酒は年に何回かしか出荷してないんですよね。
先日いただいた『羽根屋 純米大吟醸 新酒 しぼりたて 無濾過生原酒 』も、羽根屋では貴重な無濾過生原酒、しかも全国最速の29BYということで話題になりましたね。
優美な味わいと瞬くような輝きの『羽根屋 純米吟醸 プリズム 究極しぼりたて Hologram Label』。『羽根屋 煌火』のDNAをしっかり感じる1本です。
『羽根屋 純米吟醸 プリズム 究極しぼりたて Hologram Label』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米、米麹 |
原料米 | 富山県産 五百万石 |
精米歩合 | 60% |
アルコール度数 | 16度 |
グラスに口を近づけると、白ブドウやうっすらリンゴの澄んだ香り。記載されていないので詳細はわかりませんが、典型的な金沢酵母っぽい香りがしますね。
普段から北陸方面のお酒を飲む機会が多いためか、嗅ぎ慣れた香りにはなんとなく安心感を覚えます(笑)
口に含むと、透明感のある甘みがスルーっと一筋になって綺麗に伸びていきます。
水のようにさらさら飲める兄弟分の『羽根屋 煌火』と比べるとややジューシーですね。
といっても主張はしすぎず、あくまで軽やか。
無濾過生原酒というスペックとして飲むと、やや物足りなく感じる方もいるかもしれませんが、最初から綺麗な飲み口のお酒だと思って飲めば、これ以上の美酒もなかなかないでしょう。
アフターは、あるかないかの微量の苦味が一瞬顔を覗かせて、舌にじわっと清楚な余韻をもたらします。
イメージで『羽根屋 煌火』と『羽根屋 プリズム Hologram Label』を比較すると、
徹頭徹尾、苦味をほとんど感じさせない『羽根屋 煌火』はややポヤっとした印象で、ややおっとりとした天然系な美女という印象。
それと比べると今回の『羽根屋 プリズム Hologram Label』は無濾過のお酒らしいジューシーさであったり、アクセントとなる苦味であったり、要所要所でメリハリを感じさせられる分、シャキッとした丸の内OL美女的な隙のなさを感じます。
まぁ飲めばどちらもフルーティー・透明感・すっきり、と3拍子揃った『羽根屋』らしい味わいなので、その辺の系統が好きな方であればどちらを買っても間違いないですね。
気になる方は贅沢に2本で飲み比べしてみるのもいいかも?
それではまた。
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*1:brewery year(ブリュワリー・イヤー)のこと。ビーワイと読むのが一般的。醸造年度とも言い替えられる。日本酒業界は、7月1日から翌年の6月30日までを一つの年度として数えている。たとえば、2015年の7月1日から2016年6月30日までに造られた日本酒は27BYという具合になる。