こんにちは、しーたかです。
それがコチラ『ちえびじん 純米吟醸 生熟 八反錦』です。
大分県杵築市の中野酒造のお酒です。
5年ほど前から愛飲している『ちえびじん』。中野酒造の味と人柄に惚れて、事あるごとに飲んでいるのですが、ブログへの単体での登場は意外と少ないようです。
前回記事にしたのは1年前ですからねー。これじゃファンとしてはイカンと思います…。もっと家でじっくり飲まなきゃなぁ。
それはさておき、数年前までは熱心な日本酒ファンの間でしか語られることがなかった『ちえびじん』が、ここ最近になって飛躍的に知名度を上げているようで非常に嬉しい限りです。
決定的なターニングポイントとなったのは2017年から始まった日本酒版パーカーポイントでしょう。『ちえびじん 純米吟醸 山田錦』が90点(傑出)を獲得します。
そして畳み掛けるように翌2018年には、フランスで開催された日本酒のコンクールKura Masterにおいて『ちえびじん 純米酒』が出品650銘柄の中の第1位であるプレジデント賞に輝きました。
名実ともにトップになったことで、今後徐々に品薄になっていくんだろうなーという予感がしてします。
今のところ何の労力もなく家飲み出来ることに感謝しつつ、いただくことにします。
『ちえびじん 純米吟醸 生熟 八反錦』円熟した艶のある甘みがたまらない…!『ちえびじん』にとって八反錦×生熟は最強のレシピですな。
『ちえびじん 純米吟醸 生熟 八反錦』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 八反錦 100% |
精米歩合 | 55% |
アルコール分 | 16度 |
数字上のスペックとしては特筆することはないのですが、今回いただく『ちえびじん』は加熱処理をしていない生酒のまま熟成させているのがポイントですね。
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、マジックインキやバナナのような香りがします。
口に含むと、白ブドウ系の香りが広がります。上品でリッチな果実の甘み。
んん!これは…!なんというか、健康的セクシー感。退廃的なエロスではなく明るいエロスみたいな!よくわからないですけど(笑)
芯に迫るような艶のある甘み。ボリュームもありますがクドさは一切ありません。
後半からはじわじわとアルコール感が追っかけてきてスパッとキレていきます。
秋上がりの生熟のお酒としてはほぼ完璧な仕上がりだ…。さながら「カクテルの女王」と称されるマンハッタンを連想させます。
淡麗な味に仕上がりやすい八反錦だから寝かせても綺麗にまとまるのでしょうかね?
唯一の難点は、開栓して時間が経つにつれて甘みのボリュームが減っていくところですかね。
といっても、これだけ美味しいお酒なら些細な問題です。早飲みすれば何の問題もありませんから。
そんなわけで今回いただいた『ちえびじん 純米吟醸 生熟 八反錦』、艶、円み、キレのいずれをとっても一級品の素晴らしいお酒でした。
やはり『ちえびじん』はレベル高いですね~。芳醇旨口系のお酒の中では頭一つ抜けています。何の苦労もなく入手できる今の内にしこたま飲んでおきたいと思います。
それではまた。
秋の旬酒『ひやおろし』『秋あがり』のオススメをピックアップしました。詳しくはコチラ↓