こんにちは、しーたかです。
今回は『風の森 ALPHA TYPE 1 次章への扉』をいただきました。
奈良県御所市の油長酒造のお酒です。
「これでもか!」という勢いで『風の森』を飲みまくっている今日この頃。ここまで来たら飽きがくるまでは飲み続けようと思っているのですが、なかなか飽きる気配がありません(笑)
ちなみに前回は『風の森 ALPHA(アルファ) TYPE 3 世界への架け橋』をいただきました。
『風の森』シリーズでのレギュラー商品では唯一火入れしたお酒なのですが、生酒を彷彿とさせるドラマティックな味わいに「本当にこれが火入れなのか…!」と軽く衝撃を受けた次第です。
sakearchive.hatenablog.jpいやーやっぱり『風の森』すごいですわ…。この調子なら『ALPHA TYPE10』がリリースされる頃にはサブタイトルは「世界を股にかける」になっていることでしょう(笑)
さて、今回いただく『風の森 ALPHA TYPE 1 次章への扉』は、従来の風の森の枠を越えて目標を定め、独創的な技術で日本酒の可能性を追求する『ALPHAシリーズ』のトップバッターといえる作品です。
裏ラベルの商品説明によると
TYPE 1は、従来の風の森よりもアルコール度数を低く設計しながらも味わいのボリューム感、果実感を損なわない様に醸造いたしました。
このお酒がこれからの日本酒の可能性を広げ、お客様にとって日本酒の世界への近道になる事ができればと思い、次章への扉 と名づけました。
とのことです。
今回いただくお酒の兄弟分とも言える『風の森 ALPHA TYPE 1 夏の夜空』や『風の森 ALPHA TYPE 1 DRY』もかなり印象がよかったので楽しみですね~。
低アルコールの日本酒は普通の日本酒と比べて、明らかに次の日に残るダメージ*1が少ないのがいいところ。
アルコール度数の高いお酒ばかりだと疲れてしまいますから、低アルコールで美味しいお酒がどんどん増えていってほしいですね。
『風の森 ALPHA TYPE 1 次章への扉』説明書き通りの果実感と一定の飲みごたえ。この値段でこの美味さは反則…ていうか一発レッドでしょ(笑)
『風の森 ALPHA TYPE 1 次章への扉』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 奈良県産 秋津穂(契約栽培米) |
精米歩合 | 65% |
アルコール分 | 14度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、水飴や綿飴、またラムネや洋梨を思わせる爽やかな香り。
口に含むと、セメダイン系の香りとともにラムネのような甘みが控えめに膨らみます。
度数相応のアタックですね~。でもガス感や原酒のお酒らしい味の密度もありピシッと決まっています。みずみずしい味わいでも頼りないわけではない。いいですね~。
アフターは『風の森』らしいミネラル感と微かにリンゴやグレープフルーツを思わせる軽快な酸味がドライブ感を演出します。
全体的に引き締まった印象を感じるのは、ジューシーな味わいのなかにもドライさがあるからなんだろうか?
『風の森』はこういう味の出し方、めちゃくちゃ巧いですよね。そしてやはり低アルコールのお酒を作らせると別格です。
しかもそしてハンパないコスパの良さ!このお酒って1本1150円でしたよね?「あまりお金はかけられないけど美味しい日本酒を飲みたい」という方にはマストで飲むしかないと思います。
そんなわけで今回いただいた『風の森 ALPHA TYPE 1 次章への扉』、ビギナーからマニアまでみんなニッコリ最小公約数的なモダン酒でした。
ある程度日にちが経ってもフレッシュな印象はキープしたまま。ガス感がなくなった後はお燗にしても美味しいらしいですね。我が家ではそこまで残らなかったので試せずじまいでしたが(笑)
セメダイン系の香りが苦手な人は苦手かもしれない。でも強いてあげるような欠点もそれぐらいですから、まだ飲んだことのない方はぜひぜひ。私も間違いなくリピートすることでしょう。
それではまた。
最近は『風の森』を積極的にレビューしています。よろしければこちらも是非ご覧ください↓
*1:悪酔いするとかそういった意味のダメージではない