こんにちは、しーたかです。
今回は久々に長野県のお酒を飲みました。ここ数年は、東北地方の日本酒がブームといいますか、波に乗っているような印象がありますが、長野県もなかなか見逃せないエリアです。
長野県は昔から酒蔵が多く、今なお70軒以上の酒蔵がひしめき合っています。少量生産で高品質な酒造りをする蔵が多く、地酒ファンから一目置かれる生産地といっていいでしょう。
前置きはさておき、そろそろ本題へ。
それでは今回は、長野県・佐久の名酒『深山桜 和和和 純米吟醸 ひやおろし』を紹介します。
厳寒地・佐久で花開く『深山桜』いつか佐久の名物の鯉料理と合わせて飲んでみたいです。
ではこちらが『深山桜 和和和 純米吟醸 ひやおろし』です。全面に『和和和』でドンと目立つラベルです!『和』の字が徐々に『わ』に崩れていくのが、いかにも和みを感じられていいですね。深山桜は『みやまざくら』と読みます。
酒銘の『深山桜』は実在する山桜の品種名。
皇女和宮*1の行列が中仙道の道中で「青葉混じりに みずみずしく咲く 深山桜」と詠んだ句にちなんで名付けられたそうです。
裏ラベルには『和和和』の由来が書いてありました
和の心で
和らぎ
和んでほしい
原料米には長野県産の美山錦を100%使用しています。
美山錦は冷涼な気候に耐えられる品種として長く重宝されています。
長野県は美山錦の一大生産地で、県内の酒蔵のほとんどが美山錦のお世話になっているんじゃないでしょうか?
私も長野の日本酒はよく飲みますけど、原料を見ると十中八九、美山錦だったりします。
まれに『金紋錦』や『ひとごこち』あたりも見かけますけど、圧倒的シェアを占めるのは美山錦ですね。
美山錦はすっきりさわやかで綺麗な酒質になりやすい酒米で、個人的にけっこう気に入ってます。シンプルな味わいのお酒を造るなら美山錦、あるいは五百万石といったところなんでしょうね。
では飲んでみましょう!
香りは淡く、すっきりした酒質を連想させます。うっすらとリンゴやヨーグルトのような香りがしますね。
口に含むと、想像通り。ほっそりとした線を感じるような味わい。非常にすっきり飲めます。あまり『ひやおろし』感はありませんね。言われてみれば酒質の輪郭が丸いような気がしますが、言われないとわからない程度です。
クラスに一人はいる、普段はおしとやかで目立たないけど綺麗な女子、そんなイメージを持ちました(笑)長野はスーっと素直に飲める清楚なお酒が多くていいですね。
今回は秋の季節のお酒『ひやおろし』バージョンをいただきました。今度は通年商品の方も飲んでみたいですね~。きっとこれもいい酒なんだろう。
それではまた。
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*1:仁孝天皇の第8皇女。江戸幕府の第14代将軍・徳川家茂の正室。光武合体の象徴として知られている。