こんにちは、しーたかです。
今回は、北陸地方屈指の銘醸蔵・立山酒造から定番の1本を紹介。
それがコチラ『立山 吟醸酒』です。
酒は温故知新。もはや説明不要のマスターピース『立山』の吟醸酒をいただきます。
日本酒党なら誰でも一度はぶち当たる山でしょう。当ブログ開始初期にも『立山』の酒中仙シリーズを取り上げました。
しかしまぁなんと目を引くラベルでしょうか。昔はもっとシブいラベルだったと記憶していますが、設立110年を迎える2016年にラベルを一新。吟醸酒はシャア専用かといわんばかりの真っ赤なラベルに身を装います。
『立山 吟醸酒』量を追い質を高める。澄んだ酒質に立山酒造のを感じ取ります。
裏ラベルはコチラ
スペック表も貼っておきましょう。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール |
使用原料米名 | 米(国産・兵庫県山田錦1等米) 米麹(国産米・兵庫県山田錦1等米) |
精米歩合 | 麹米53% 掛米53% |
アルコール度数 | 15度以上16度未満 |
なんと原料には兵庫県産の山田錦(1等米)を惜しげもなく使用しています。吟醸酒というカテゴリーを考えるとかなりのハイスペックですね。
山田錦といえば酒米の王様。山田錦のそれも有力産地である兵庫県産となると、どの酒蔵もノドから手が出るほど確保したいシロモノで、需要に対して供給がまったく追い付いていない状況が続いています。
安定した量を確保するのが難しいにも関わらず、定番の商品にも兵庫県産の山田錦をふんだんに使えるのは、さすが立山酒造。大手なだけありますねー。
さて飲んでみましょう!
香りは、あくまで穏やかにほんのりとバナナ系。派手な香りを出さないところが立山らしいですね。
口に含むと炊きたてのお米のような含み香、ごく微量にメロンっぽさも感じます。ソフトで繊細な甘旨みはなめらかに、後味はピリッと潔くキレていきます。
全体を通してみるとキレイめかつ、ややドライな印象ですね。もしかすると、人によっては、後味にある若干のアルコール感が気になる方もいるかもしれませんが、個人的には全然問題なし、というかむしろ好ましく感じました。
これは四合瓶なんてケチなこと言わずに一升瓶で毎日飲みたいですね。
立山連邦は今日も視界良好、最高の見晴らしであります。
それではまた。
別の機会に『立山』の新酒をいただきました。詳しくはコチラ↓