こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『泉橋(いづみ橋) 純米吟醸 山田錦 白麹仕込』をいただきました。
神奈川県海老名市の泉橋酒造のお酒です。
硬派なイメージが漂うあの『いづみ橋』から白麹の酒が発売されようとは、夢にも思わなかったですね!いやーちょっとした事件ですよ、事件。
イメージ的に全然結び付かないじゃん、何で?何で?ということで泉橋酒造さんの商品ページを確認したところ、甘酒の商品開発の過程で、白麹のクエン酸の味わいや効用に着目し商品化に至ったとのことでした。社風でもあるチャレンジ精神に火が付いたんでしょうね。
やろうと思ったことをしっかり形にして、日々前進する姿勢は、酒蔵という枠だけでなく、一企業としても素晴らしいと思います。
裏ラベルを見ると「重厚感を持ち、甘みと酸味がまろやかに絡み合います。黄麹と白麹が生み出す味わいのハーモニーをお楽しみください」とのこと。
泉橋酒造は地元・海老名でレストランも直営していますから、ペアリングの飛び道具としても期待されるところでしょうね!
『泉橋(いづみ橋) 純米吟醸 山田錦 白麹仕込』レモンやヴィオニエのような香りと密度の高い甘みが特徴的な1本。ペアリングへの意欲をそそられるお酒ですね~。
『泉橋(いづみ橋) 純米吟醸 山田錦 白麹仕込』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 神奈川県産山田錦 100% |
精米歩合 | 58% |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、レモンや可憐な白い花、どことなくヴィオニエ主体の白ワインを思わせる香りが広がります。
白麹としては想定内、しかし今までの『いづみ橋』とはまったく違うタイプですねー。
香りに誘われるように口に含むと、レモンや蜂蜜のようなこなれた甘旨みが膨らみます。
味のボリュームとしてはミディアム程度ですかね。厚みや密度のある甘みや、全体的に丸みを帯びた味わいからは、いかにも泉橋酒造のお酒っぽさが感じられます。いかにもレモンティーらしい白麹のフックに騙されると、このお酒の本質を見誤ることになるでしょうね。
前述した泉橋酒造の公式ページでは、重厚なソースに特徴のある中華系の料理に合わせるとも記載されていました。そう、うわべだけのペラい酒ではないんですよね。今回は自宅でいただいたのですが、個人的に試したペアリングではちょっと癖のあるチーズに合わせるとお酒の酸味が綺麗に流してくれる感じで好印象でした!
表層にあるレモンや蜜のようなテイストは、土台の旨みがしっかりしているからこそ輝きを増す。ナイトキャップにしても良さそうですね。いい夢見れるぞ、このお酒なら!
それではまた。
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