こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『成政 しぼりたて 雄山錦 純米生』をいただきました。
富山県南砺市の成政酒造のお酒です。
富山県の日本酒のなかではややマイナーな銘柄ですかね。歴史好きな方はすぐにピンとくるでしょう、戦国時代の武将・佐々成政(さっさなりまさ)がネーミングの由来です。
いやー『成政』はなかなか久しぶり。4年ほど前に夏酒の『成政 純米 淡清 生酒』をいただいた以来ですかね。みずみずしくさっぱりと飲みやすいこの夏酒は『成政』の中ではかなりイレギュラー的なアイテム。どちらかと言えば、味のある熟成向けのお酒が多いんですよね。初見の方が夏酒を飲んで「あっこのお酒飲みやすい!」と喜んで別の『成政』を試すと「騙されたー!」なんて討ち死にするのはよくある話です(笑)
さて、今回いただく『成政 しぼりたて 雄山錦 純米生』。新酒の季節限定のしぼりたてのお酒です。原料米は富山県産の雄山錦を使用しています。
このお酒は以前に何度か飲んだことがありますが、かなりガスが強くていい意味で荒々しいお酒だったと記憶しています。ちなみに2020年から蔵元杜氏による酒造りが始まったそうなので、その辺でどう変化があるのかないのか楽しみでもあります。
『成政 しぼりたて 雄山錦 純米生』ビッチビチのガス感とドライでメロンテイストのおおらかな旨みを楽しめる1本。『成政』入門にはもってこいのお酒ですね!
『成政 しぼりたて 雄山錦 純米生』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
原料米 | 富山県南砺市産 雄山錦 100% |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 16度 |
それではいただいてみましょう。
※開栓時は噴き出しやすいので要注意です!
グラスに口を近づけると、メロンを主体に、おり由来の乳酸飲料ライクな香りがします。
屈託のない甘い香りというよりは、ドライなテイストを予見させる香りなんですよねー。そうそう、『成政』ってこういう酒でしたね。
口に含むと、鬼気迫るほどのガス感とともにメロンテイストの甘旨みが膨らみます。うぉぉぉ!陸に打ち上げられてビチビチと跳ねる魚のごとく勢いのあるシュワシュワ感。何故そこまで生き急ぐ!?
メロン感もあるがやはりドライめ。ハンマーで打ちつけるようなパワフルな旨みは、決してクリアなわけではなく雑味もそこそこあります。しかし悪い気はしないのは私がマゾ気質だからですかね(笑)
後半にかけて浮き出る苦味とアルコール感により力強くキレていきます。実際のアルコール度数以上のパンチ力を感じます。
『成政』入門の試金石としてはちょうどいいお酒なんだろうな。前述の夏酒だとあまりに軽すぎるので参考にはならないのです…(笑)
それではまた。
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