しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

小田原『小田原おでん 本店』雰囲気のいい和の空間でいただく丁寧な仕事のおでん。大人のしっぽり飲みにピッタリです。

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こんにちは、しーたかです。

本日の晩酌は珍しく小田原で。小田原といったら自分の中では寿司かおでん!

寿司、おでん、寿司、おでん、どっちにしようかな。よし、今日はおでん。

とういわけで久々に『小田原おでん 本店』へ行ってきました。f:id:sakearchive:20190723202828j:image
趣のある素敵な店構えに初訪問の方は感嘆の声をあげること間違いなし。小田原駅からタクシーで5分。徒歩なら15分~20分ぐらいですかね。

個人的には約1年半ぶりの再訪です。前回お邪魔したときは曽我の梅林が見頃の時期でした。まだまだ寒い季節でしたので、おでんの出汁の温かさが体に沁みましたね~。

小田原といえば新鮮なネタを使ったお寿司も名物ですが、魚のすりみを使った練り物、かまぼこやおでんも美味しいものです。

特にこちらの『小田原おでん 本店』は地元客も観光客もこぞって詰めかける人気店!

ハイシーズンの晩秋から真冬にかけてはほぼ毎日満席の勢いです。1年通して言えることですが、フラッと伺って入れる保証はないので必ず事前に予約して向かうとよろしいかと思います。

駅からわざわざここまで来て「満席です」なんて言われたら膝から崩れ落ちてしまいますからね…(笑)

主役のおでんは定番の具材から『小田原おでん 本店』ならではの変わり種まで。繊細なお出汁がそれぞれの具材の魅力を引き立てます。

今回はカウンター席でお邪魔しました。しっぽり飲み系のお店では珍しい7の字を描くような変則的なカウンターがいい案配にグルーヴ感を生み出します。

おでんの店では日本酒と決めている私ですが、入ってきたばかりで暑かったのでまずはお茶割りで喉を潤します。f:id:sakearchive:20190723202905j:image
まずはスピーディーに出る『金目なると』『焼き豆腐』『つみれ』でスタート!
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やっぱり練り物は重点的にオーダーしたいですよね。

盛りつけるだけの種はカウンター中央のおでん鍋からそのまま出してくれます。それ以外の一仕事を加えるタイプのおでんは、カウンター奥のキッチンで調理してから提供しているようです。


薬味はからし、山葵、梅味噌の三種類。
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個人的には爽やかな風味の山葵がお気に入り。小田原名産の梅を使った梅味噌も捨てがたいですが、使いどころが限定されがちです(笑)

 

次は『里芋だんご(400円)』を。イカン…写真を見たらまた食べたくなってきました。
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里芋好きな方ならマストで頼むべき一品ですよ!滑らかで柔らかい舌触り。だんごの中には椎茸や生姜も入っていていいアクセントになっております。おでん出汁の餡でとろりと味を留める一手間も嬉しいですね。

せっかくの素晴らしいおでんには、ぬる燗でお酒がいただきたくなります。

日本酒のラインナップは『丹沢山』や『松みどり』といった地元銘柄を中心に、冷酒で映える『梵 艶』や『奥』、バランスのいい『浦霞』『雁木』、濃醇な味わいの『天狗舞』や『玉川』『大倉』などなど。お燗で注文して、おでん出汁で割るのもオツなものです!

こちらは『いか墨つみれ(180円)』と『たまご(180円)』
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いか墨の臭みを出さずに旨味を閉じ込めたつみれ。見た目ほどのインパクトはありませんが、美味しいですね!たまごはまぁ普通です。たまごはたまごです。

後半戦の主役は『牛すじ(450円)』。牛すじが苦手でなければこれもマストで注文するべきメニューです!
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出汁も少し入っているんですかね?味噌とデミグラスソースの中間のような濃厚ながらに優しい甘みは悶絶ものです。好きな人は1人2本オーダーしてもいいかも!

おでんの〆には、お子さまも大人もみんな大好き『チーズロールキャベツ(400円)』をいただきました。
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ベーコン(?)の塩気、チーズによるコク、出汁を吸ったキャベツのハーモニーを楽しむ逸品。これは卑怯な組み合わせですよ(笑)ウマイに決まってるもの。出汁の方にもチーズの旨味が溶け込んで、これまたいいお味です!

これはクタクタにしすぎず絶妙に食感を残したキャベツがキモなんでしょうね。やはり全体的に丁寧な仕事ぶりが伺えます。

「滅多に来れない場所だから!」と外れてしまった心のリミッター。メニューを見たらデザートも充実していたのでついつい頼んでしまったのが『小田原スイーツプレミアム いも栗かぼちゃ(400円)』です。
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濃厚、しかし上品なかぼちゃの甘みのプリンはしっとりもっちり質感も抜群!おでん出汁で仕込むみたらし餡が甘じょっぱくて意外と合いますね。

ただこのみたらし餡は全部かかっている状態だと「旨すぎ」るように感じましたね。パンケーキにかけるメープルシロップのように別添えにすると良いかもしれません。

何しろおでんの味が上品ですからね。甘味も足並みを揃えるとより良くなることでしょう。

とはいえこれで400円はかなりお値打ちです!都内のお店で注文すれば間違いなく600円~800円程度はする逸品です。おでんからデザートまで大満足の食事でした。

おわりに

そんなわけで今回お邪魔した『小田原おでん 本店』、お店の雰囲気から上品なおでんまでいたるところに美意識を感じる素敵なお店でした。

見たところお客さんはそれなりに余裕のありそうな方が多いですね。会社の軽い接待やデート利用など様々なシチュエーションで利用しがいがありそうです。

ただ、見たところ2人で4000円、5000円ぐらいの会計で上がる方が多いですね。

「え、冗談っしょ?立飲み屋じゃないんだから…」と思いましたが、少食でお酒もそれほど飲まない方ならその程度の金額で収まってしまうのかもしれません。

まーでもこれだけ手の込んだ料理を提供して2人で4、5000円で上がられたらお店の方もやってられないでしょうよ…。

素敵なお店なのでもう少しまともに飲み食いしてあげてほしいものです。

それではまた。

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