こんにちは、しーたかです。
12月に入ると、街はクリスマスムード一色。日本酒業界でも、この時期ならではの華やかなお酒が登場します。
今回ご紹介するのは、私にとって特別な思い入れのある、いわば「心の酒」大分県杵築市・中野酒造の『ちえびじん LOVE PINK おりがらみ 生酒』です。
私と「ちえびじん」との出会いは、今から15年ほど前。日本酒の若手蔵元の登竜門的イベント『若手の夜明け』でした。
当時はベルサール原宿や渋谷ガーデンで開催されていて、熱気あふれる会場で飲み歩いたのが懐かしいですね。
ああいうイベントって、ついつい飲みすぎてしまうもので、
酔っ払って蔵元さんに「やっぱりちえびじんがNo.1だ!美味しすぎます!!」なんて絡みまくってしまったのも、今となってはいい思い出です。いやもう、本当に胴上げするんじゃないかぐらいの勢いで賞賛していたのを覚えています。なかなかうっとうしいやつですよね。
そんな「ちえびじん」が送る、この時期だけのスペシャルエディション。赤色酵母を使ったロゼカラーが美しい一本、さっそくいただいてみましょう。
『ちえびじん LOVE PINK おりがらみ 生酒』の味わいは?
まず目を引くのが、その美しいピンク色。着色料ではなく、「赤色酵母」という特殊な酵母が生み出す自然な色合いです。
2024年以降は「にごり」から「おりがらみ」へリニューアルされ、よりクリアで洗練された印象になりました。『ちえびじん』のおりがらみはたいてい美味いと相場が決まっているのです。
| 原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
| 原料米 | 大分県杵築市産ヒノヒカリ |
| 精米歩合 | 70% |
| 日本酒度 | -50.0 |
| アルコール分 | 13度 |
グラスに注ぐと、シュワシュワとした微発泡の泡立ち。
香りは、思いの外控えめですね。注意して嗅ぐとイチゴや乳酸系のニュアンスの香りがします。
口に含むと、桃やイチゴのようなジューシーな果実味に、綿飴や練乳を思わせるミルキーな甘いニュアンスが重なります。やや甘酸っぱい味わいですね。アルコール度数は13度と低めなので、ボディは軽やか。
しっかりとした甘みはあるんですが、微発泡のガス感と優しい酸味が全体をまとめていて、しつこさはありません。
単体で飲んでも、はっきりとした個性があって美味しい。
飲んでいて、ふと頭に浮かんだペアリングがあります。これは、絶対マカロンに合いますよ。ピエール・エルメやラデュレあたり。あとは、フランボワーズやローズを使った『イスパハン』なんかと合わせたら、最高のマリアージュになるんじゃないでしょうか。
和食よりも、断然「洋」のイメージですね。料理なら、白桃とブッラータチーズのカプレーゼとか。ミントのような香りのアクセントを加えても面白そう!
何に合わせようか?次々にインスピレーションをもたらしてくれるのが、このお酒の本当に楽しいところ。
ただ飲むだけでなく、クリエイティブな気持ちにさせてくれる一本です。
おわりに
そんなわけで今回は『ちえびじん LOVE PINK おりがらみ 生酒』をいただきました。
イチゴセーキのような甘酸っぱさと、軽やかなボディ。そして飲む人の想像力を刺激する楽しさ。
かつてイベントで蔵元さんに熱く語ったあの日の感動は、形を変えて今もしっかりと息づいていました。
年末のパーティーシーズンにはもってこいのお酒です。毎年早期に売り切れになることが多いので、気になる方は早めに確保するといいですよ!
見つけたらぜひ、あなたなりの「楽しい」ペアリングを見つけてみてください。
それではまた。
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