こんにちは、しーたかです。
今回は『ミクニ ヨコハマ』にお邪魔しました。
横浜駅から直結。スカイビルの29階にあるフレンチのお店です。横浜エリアでは貴重な駅近フレンチかつ雨の日でも濡れずに辿り着けるので、何かと重宝しますよね。横浜市民的にはフレンチの重鎮・三國清三シェフのお店というより、便利でそこそこ美味いフレンチのお店という印象の方が勝るかも?
昼だからこそシャンパン!銘柄は忘れました。
開放感のあるフロアの大きな窓からはみなとみらいの景色が広がります。が、眼前に横浜三井ビルが建ってからは、眺望の良さが半減してしまいました。あ~三井、憎し。記念日利用の方は、港を臨む奥側の席をお願いするといいでしょう。
前菜は『スモークサーモンのミキュイ』。
しっとりねっとり凝縮感のあるサーモンに、自家製のマヨネーズを使ったソースで旨みを重ねます。定番。定番すぎて明日の朝には忘れてしまいそうなメニューですが、実際に食べてみると文句なく美味しいですよね。
魚料理は『真鯛のポアレ』。
カダイフをあしらい食感に軽さをもたらすアプローチ。クリームと白ワインで腰の座ったソースは、軽快な酸味が良いバランスを生み出します。
全体的に料理は気前のいいポーションで統一され、「少量多皿?なんだそりゃ?」 と言わんばかりなのが頼もしいです。
肉料理は『ハンガリー産の鴨のロースト』。
ベースはマデラソースなのかな?蜂蜜とクミンが効いてこってり複雑。洗練と野趣の狭間で揺れ動くテイストです。
ワインはせっかくなのでジスクールの2nd『ラ・シレーヌ・ド・ジスクール』をグラスでいただきました。柔らかくもしなやかなタンニンがソースとなかなかの相性でした。
食後のデザートは『ピスタチオアイスの最中仕立て』。
まさかの最中。美味しくないわけではありませんが何で和に寄せるんだろうね?京都の『THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO』のようなお店ならハマるけど、横浜の、しかも比較的クラシック寄りのフレンチで提供する必然性を感じません。意味のない皿でお茶を濁すのは非常にもったいないですね。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『ミクニ ヨコハマ』、一皿一皿の驚きこそありませんが、ベースのしっかりした料理がいただけるお店でした。
程よく飲んで食べて1人10000円ちょっと。非常に納得感のある金額ですね。サービス陣はベテランの男性が中心を固め、安心感のある接客を提供します。
ランチタイムはマダムのグループがどんちゃん騒いでいるイメージでしたが、コロナの影響が大きいのか、落ち着いて食事をすることができました。
横浜の駅前でこのクオリティの食事をいただけるお店は本当に貴重です。コロナ禍に負けず営業を継続してほしいものですね。
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