こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『Gastronomia Heritage Yokohama(ガストロノミア・ヘリテージ・ヨコハマ)』にお邪魔しました。
横浜駅東口から徒歩8分。2022年1月にオープンした、『トラットリア ビコローレ ヨコハマ』の系列店にあたる店舗です。
オーナーシェフが常駐されているそうなので、系列店というよりは旗艦店と言った方が正しいんでしょうか。店内奥には、オーナー自らゲストをもてなすプライベートシートも用意されているそうです。
エルメスカラーで統一された店内は開放的でなかなかいい雰囲気です。
外にはテラス席もあり、いい意味で横浜駅にいることを忘れさせてくれますね。
今回は7700円(税込)の『ヘリテージおまかせディナーコース』を予約しました。コース・アラカルトともに、1人あたり550円のコペルト代がかかります。
ストゥッツィキーノ(突き出し)はビーツのスープと、極限まで上質に仕上げたチーザ的なチーズサンドです。
ボンドルフィのカップがいかにもなイタリア感を演出。本題とは関係ありませんが、ブランズタワーみなとみらいのプライベートカフェとなっていたボンドルフィの実店舗はいつの間にか閉店していましたね。重宝していたので残念です。
前菜の1皿目は鮪のタルタルっぽい皿です。
トスカーナ地方にはパンツァネッラと呼ばれる、固くなってしまったパンをサラダの具にして再利用するレシピがあるそうです。今回はクルトンを使ってパンツァネッラを再構築したとのこと。淡いトマトのソースは軽快な酸味で上品な味わいです。
この辺でワインもいただきます。お店のコンセプトは炭火料理とナチュラルワインだそうで、グラスワインでも何種類かナチュールを楽しむことができます。
ワインは白、オレンジ、赤と何種類か飲みましたけど、ややマニアックなインポーターからも仕入れているようですね。
ワインの合間に自然派のアマレットをソーダ割にしてもらいました。アマレットといえば圧倒的シェアを誇るディサローノぐらいしか飲んだことがなかったので、ものの試しに。
前菜の2皿目は花ズッキーニのフリット。
花の部分にはアンチョビとモッツァレラチーズが詰まっています。ズッキーニの本体部分も妙に旨いのよね。
パスタの1皿目は桜海老と甘獅子唐のペペロンチーノ。
しっかり乳化されてマイルドな味わいですね~にんにく控え目で品のいいパスタです。2皿目へ向けた助走的な位置づけなんでしょう。
パスタの2皿目は…完全に名前を失念しました(笑)
サマートリュフをあしらえたラビオリです。日本の味噌や醤油のように発酵食品感のある複雑で深い味わいが印象的です。いや、これほんとなんだったんだろ?
メインの肉料理は北海道産の鴨のロースト。
ここで遂に炭火料理の登場です。口の中で旨みが滴る。バルサミコ酢のソースが非凡な。このコースの価格としてはかなり頑張っている肉質じゃないでしょうか。
食後のデザートは、えっこれは、蜂の巣房?食べられんの?と思ったのもつかの間、当然こちらはディスプレイで、
実際に食べる方はこちらでした(笑)なかなか面白いプレゼンテーションですね。
蜂の巣をかたどった菓子の下にはレモンソルベ。またその下には蜂蜜や砕いたナッツなどが敷き詰められています。口に含むと、昔よく食べた綿飴のようにレモンのキャンディーがパチパチと弾けて楽しい食感。視覚や味覚だけでなく、耳でも楽しめる一皿でした。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『Gastronomia Heritage Yokohama(ガストロノミア・ヘリテージ・ヨコハマ)』、スタンダードと創作のさじ加減が巧みなお店でした。
本日のお会計は上記のコースにドリンクを8杯注文し、2名で26510円でした。料理の味は上々ですし、サービス陣のイタリアンらしい気さくな対応も気に入りました。
コースの分量としては、男性の私で腹7分目ぐらいでしたので、たくさん食べたい方は事前にホールの方に相談して、コースの合間にアラカルトの魚料理を滑り込ませてもらうといいかもしれません。
コースの価格はおそらくそのうち値上げするんじゃないかなー?今の価格はやや安すぎるというか、オープン直後のお試し価格な気がします。気になる方はぜひ今のうちに試してみるといいでしょう。横浜駅周辺も急速にいいお店が増えてきましたね。
それではまた。
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