こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『日本酒 室(むろ)』にお邪魔しました。
浜松町駅、大門駅ともに徒歩3~5分。2017年にオープンした北陸3県の日本酒が中心の立ち飲み屋さんです。
開店当初からお店の存在こそ知ってはいたのですが、浜松町には用事がなく、立ち寄る機会がなかったんですよね。
今回も『日本酒 室』を目指して向かったわけではなく、『名酒センター』ので軽く飲んだ後、駅に向かおうとしたらたまたま発見した次第です。
「こんなところに杉玉をぶら下げたお店が!あ、ここが『室』か」と。『名酒センター』で1セット楽しんだあとはまっすぐに帰るつもりだったのですが、これもご縁なのでね!酒飲みとしては入らないといけませんよね。
お店に入ると、カウンターがメインの店内はオールスタンディング。14~5人も入ればぎゅうぎゅうの満席といったところだろうか。
この日は土曜の16時頃にお邪魔しました。先客は4名ほどでしたかね。どうやらこの日は若めの男性スタッフのワンオペdayのようです。
念のため「2軒目で軽くでも大丈夫ですか?」と尋ねると「全然ウェルカムですよ。待ち合わせまでの時間潰しに1杯だけの方も多いですから!」と快い返事をいただけました。人当たりのいい兄さんで、居心地のよさそうなお店だ。
聞けば土曜日の営業を始めたのはつい最近のことで、隔週でお店を開けているそうです。ビジネス街という場所柄、平日が主戦場なんでしょうね。普段の営業日には『女将さん』なる人物がいらっしゃるそうな。
平日はなかなか立ち寄る機会がありませんが、タイミングを見て伺ってみたいものです。
日本酒のメニューはこちら。1杯80ml提供です。石川県と富山県だけでけっこうあるぞ…!都内ではめったにみかけない『大慶』や『大江山』『福鶴』などがあるあたり、本気の北陸ローカル推しですね(笑)
石川県、富山県に比べるとやや控えめな印象の福井県。しかしツボを押さえたラインナップですね。
北陸3県以外のお酒もちょくちょく揃えているようで、この辺はいい意味で遊ばせているセレクトなんでしょうね。ワンオペ兄さんの趣味のお酒も置いてあるそうです。
お客さんは飲み慣れている方が多く、常連らしき方からメニューに載っていない『三芳菊』の燗のオーダーが相次いだのにはちょっと笑ってしまった(笑)
1杯目は『奥能登 生酛純米』をいただきます。
数年前から酒質の向上がめざましい数馬酒造のお酒です。最近ては生酛(きもと)造りを始め、商品のバリエーションも増えました。『奥能登 生酛純米』は当ブログでも紹介しましたけど、ハンパなくコスパいいですよ!
1杯で帰ろうかと思っていたのですが、次は『奥能登の白菊 そのまんま しぼりたて』を。
ウマッ!アルコール度数の高さも相まって濃厚でガツンとくる。しかしどこか優しい味なのは『奥能登の白菊』ならではですな~。
『お任せ早菜2種セット』。お一人様専用のセットメニューだそうです、お値段は500円ポッキリ。かたじけねぇ、かたじけねぇ…。
今回の2種は酒粕入りのポテトサラダと烏賊の黒造りです。ポテトサラダに使っている酒粕はなんと『竹葉』の酒粕だとか!
こちらはメニュー曰く『サゴシのお造り』。写真を撮るのを忘れて一切れ食べてしまいました…(笑)
えっこれがサゴシなの?どう見てもブリ系の魚だけどな(笑)北陸で言えばフクラギ~ガンド辺りってとこかな?
『サゴシ』と言ったら鰆の若魚を指すと思っていたのですが、北陸では違うんだったっけ?魚の名前は地方によって独特なのでややこしいのよね。
能登直送の船上神経〆の魚というだけあって、お味の方は上々です!塩と醤油で2度旨い。次回お邪魔するときも刺身はマストで注文したいですね。
おわりに
そんなわけで今回お邪魔した『日本酒 室(むろ)』、北陸日本酒ファンならずとも日本酒好きな方なら1度は寄ってみる価値のあるお店だと思いました。
この日いらっしゃったワンオペ兄さんは、お酒にも人にも真摯でホスピタリティーのある印象でしたね。
ライトなファンからディープなマニアまで話が合わせられる知識と付かず離れずな接客の技量に、真っ当な日本酒の専門店はかくあるべき、と唸らされました…!
ちなみにこちらのお店、来店回数を重ねると、店内で使える錫のぐいのみがプレゼントされるそうです。しかも自分の名前を彫ってもらえる嬉しいサービス付きだ。
店に自分の名前の入ったぐいのみを置いてもらえるって最高に常連感のある扱いですよね(笑)
会計金額などは関係なく、来店30回で進呈されるそうです。
スタッフの方曰く「期限はないので気長に貯めてください」とのこと。常連ぐいのみを目指してのんびり利用させてもらおうかね。
それではまた。
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