こんにちは、しーたかです。
最近はなんだか北信越地方のお酒ばかり紹介しているような気がしますが、またまた今回も長野県のお酒をいただきました。
それがこちら。長野県『秀峰アルプス正宗 純米吟醸 中汲み』です。
1869年(明治2年)創業、松本市の亀田屋酒造店のお酒です。このユニークな銘柄名は、4代目・亀井旭彦氏が山をこよなく愛していたことから名付けられました。
『~正宗』と名のつく銘柄は全国各地にたくさんありますが、姨捨(オバステ)正宗、スキー正宗に次ぐ珍名正宗っぷりですね(笑)
一風変わった銘柄名とは裏腹に(?)、酒造りに対する姿勢は実直そのもの。
「命の一粒、命の一滴、酒造りに近道なし、酒質第一」をモットーに、長野県産の酒米を主原料とし、地下62mから汲み上げたアルプス山系の伏流水(軟水)で丁寧に醸します。
『秀峰アルプス正宗』はここ1年で何度か口にする機会があり、その時は純米酒や純米大吟醸をいただきました。
どちらのお酒も水のようにサラリと飲めるというよりは、米の旨みを活かしつつも後味爽やかに飲める淡麗旨口系の酒質に感じました。
さて、今回の『純米吟醸 中汲み』はどんな感じでしょうか。
『秀峰アルプス正宗 純米吟醸 中汲み』ミディアム以上フルボディ未満のドライな旨みがグッド!美山錦の個性を巧みに引き出した一本でした。
裏ラベルを見てみると
アルプス山系の伏流水と長野県産美山錦を使用して醸した純米吟醸です。搾る際に一番旨みの凝縮された中汲みを瓶火入れしました。
とあります。
原料は長野県産美山錦を全量使用。長野県原産地呼称管理委員会お墨付きの正真正銘の地酒ですね。
さぁ飲んでみましょう!
グラスに口を近づけると、バナナ系のやや甘さを予感させる香り、ツンとしたアルコール感も感じます。
口に含むと、ややザラついたドライな旨みが口の中に転がります。液体には凝縮されたエキス感は感じないものの、やや粘性を感じますね。酸味はほどよく、じわじわじわと舌を湿らせ、なだらかにキレていくような印象を持ちました。
一口飲んでハッとするほど美味いというタイプではありませんが、家でゆっくり飲みたくなるお酒ですね。
裏ラベルにも書いてありましたが、常温や燗で飲むよりは、よく冷やして飲むのが正解かな?冷酒でいただくと、米の旨みと美山錦らしい清涼な後味のどちらも楽しめてイイですね!
ちなみに『秀峰アルプス正宗』を飲んでみたい、初めて飲む、という方には、まずは純米大吟醸がオススメです。
今回飲んだ『純米吟醸 中汲み』も悪くないのですが、初めて飲むのなら飲みやすさから言って『純米大吟醸』から入った方がよろしいかと思います。
山麓のロッジで迎える朝のような爽やかな余韻が好印象な一本です。大吟醸ですけど値段はそこまで高くないですし、ちゃんと個性も感じられますよー!
それではまた。
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