しーたかの日本酒アーカイブ

日本酒の魅力について、もっと語りたくなったからブログを始めたんだ

兵庫県『白鷹 特別純米 秋あがり』煮穴子と神がかり的なペアリングを見せる1本!じんわりと心に染み渡るような優しい旨みが素晴らしいです。

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こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。

今回は『白鷹 特別純米 秋あがり』をいただきました。f:id:sakearchive:20210130064030j:image
兵庫県西宮市の白鷹株式会社のお酒です。

関西圏で名の通った実力銘柄といった印象のある『白鷹』。関東、特に都内では酒類卸の升本総本店がプッシュしていることもあり、神楽坂方面を中心に昔からの料飲店でちょくちょく見かけます。

個人的にはあまり飲む機会の少ないお酒ですが、升本小澤商店の角打ちで飲んだ樽酒がすこぶる旨かったですね!つまり、味の傾向としてはそういう酒なわけです。

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今回いただく『白鷹 特別純米 秋あがり』は、いわゆる一般的な「ひやおろし」と同様に一回火入れの後にひと夏の熟成を経たお酒です。あえて「ひやおろし」と表記しないのは何か理由があるのかないのか(笑)

こちらもまた明記はされていないのですが、生酛造りと言うのも見逃せないポイントです。

生酛に燗しては灘の酒として当然のスペックなのでわざわざ書くほどのことでもないといったところでなんでしょうね。

『白鷹 特別純米 秋あがり』白鷹の実力を存分に示すお酒。秋だけじゃなく通年で飲みたい普遍的なウマさがそこにはある…!

『白鷹 特別純米 秋あがり』の裏ラベルはこちらf:id:sakearchive:20210130064041j:image
スペック表も貼っておきます。

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 70%
アルコール分 16度以上17度未満

原料米は兵庫県の特A地区である吉川産の山田錦を100%使用しています。デイリー酒の価格帯で特A地区の大盤振る舞い…!村米制度万歳!

それではいただいてみましょう。

グラスに口を近づけると、バナナや炊きたてのご飯のようなふくよかな香り。カラメル一歩手前な若干の熟成香も感じられますね。

口に含むと、非常にまろやかで落ち着いた旨みが膨らみます。

まろやか?滑らか?スムース?どんな言葉を尽くせばいいんだ?つんとしたアルコール感も微かにあるにはあるものの、生酛造りによって引き出されたコクと秋上がりの円熟味が丸め込み、まるで米と一体になったかのような感覚さえ覚えるお酒です。

そこそこ味のボリュームもあるのにキメが整っていて素晴らしいですね。特A地区産山田錦のポテンシャルの勝利なのかねー。

練れた味わいの中にもザラッとした土のような風合いがいいフック。個人的には煮穴子と合わせて優勝させてもらいました。

 

そんなわけで今回いただいた『白鷹 特別純米 秋あがり』、穏やかな旨みで日常に寄り添うケの日の酒として理想と呼べる1本でした。

近所の酒屋さんで年明けまで売れ残っていたのは何の冗談かと思ってしまうクオリティーです(笑)またお目にかかったらリピートしたいですね。数本買って寝かせる、そうする…!

それではまた。

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