こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
今回は『三笑楽 五箇山仕込 蔵出し生原酒』をいただきました。
富山県南砺市の三笑楽酒造のお酒です。
岐阜の白川郷にほど近い、合掌造りで有名な五箇山のお酒です。
『立山』や『満寿泉』のように海の幸と合わせるお酒というよりは、肉料理に合わせるような旨みと酸が特徴的。こちらのブログで以前紹介した秋のひやおろしも個性と飲みごたえ、清涼感が両立した素晴らしい1本でした。富山県の酒の中では異質なポジションなんですよねーやっぱり。
さて今回いただく『三笑楽 五箇山仕込 蔵出し生原酒』は、新酒のアル添生原酒でアルコール分は19度と、いかにも地元民好みそうなハードなスペックです。
全量純米でもおかしくない雰囲気のある酒蔵さんですが、きちんと(?)アル添もやっているんですよねー。あーそうそう、三笑楽のアル添と言えば地元向けの上撰もなかなかオツな味わいだったっけ。機会があればその辺もブログにアップしたいものです。
『三笑楽 五箇山仕込 蔵出し生原酒』新酒からひやおろしまで、きっちり旨い酒に仕上げてくる三笑楽の実力はもっと評価されるべき。アル添も純米も分け隔てなく評価できる呑兵衛の皆様はぜひお試しあれ。
『三笑楽 五箇山仕込 蔵出し生原酒』の裏ラベルはこちら
スペック表も貼っておきます。
原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール |
アルコール分 | 19度 |
それではいただいてみましょう。
グラスに口を近づけると、大きくうねるような柑橘の香り、ハーブや水飴のような粘りのあニュアンスも混じってなかなか一筋縄でいかなそうな予感がぷんぷん漂います。
口に含むと、微かなガス感とともに、たくあんやパイナップルのような甘旨みが力強く雪崩れ込んできます。木香といいますか、若干のしわみも含めてグッと押し込む迫力はこの度数ならではですね!
個人的にはジューシーな部類に入るお酒だと思うんだけど、他の人にこのお酒をジューシーと紹介するのはいささか無理筋(笑)なにしろ要素がモリモリ複雑。この間飲んだ『亀齢萬年 純米吟醸原酒五拾 生酒』よりも一癖ありますしね…!フレンチの皿で出す鴨なんかと相性が良さそう。
パワープレーな酒ゆえに飲み手は選びます。しかし、それなりの呑兵衛なら柑橘系の酸味とアル添由来のキレでスイスイ飲めてしまうでしょう。
それにしても『三笑楽』はやっぱり面白いお酒を造ってるよねー。北陸でも指折りの銘柄だと思います。富山県内で今もなおメインストリームの淡麗辛口に飽きた方はぜひぜひ!
それではまた。
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