こんにちは、しーたか(@s_sakearchive)です。
12月に入り、雪国・新潟からも新酒の便りがぞくぞくと届き始めました。
今回いただくのは、新潟県南魚沼市、青木酒造の『鶴齢 しぼりたて 純米酒 生原酒』です。
青木酒造といえば2017年に創業300年を迎えた老舗蔵。
日本一の豪雪地帯とも言われる魚沼の地で、いわゆる従来型である「淡麗辛口」の新潟酒とは一線を画す、「淡麗旨口」を追求し続ける硬派な蔵元です。
「淡麗かつ旨口」って一見アンビバレントな要素に聞こえますが、青木酒造にかかるとあら不思議、きちんと両立しているように感じますから面白いものですよね。
今回の「しぼりたて」は、地元・新潟県産の越淡麗を60%精米で使用した純米酒の生原酒バージョン。青木酒造の公式HPを参照すると濾過はしてあるそうですね。
| 原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
| 原料米 | 新潟県産 越淡麗 |
| 精米歩合 | 60% |
| 日本酒度 | +3.0 |
| 酸度 | 1.6 |
| アルコール分 | 17度 |
裏ラベルには記載されていませんが、公式HPによると使用米は越淡麗とのことです。
価格については、数年前から比べるとやはり高くなってしまったものの、720mlで1,000円台後半と、晩酌派には嬉しい設定。
さっそく、魚沼の冬を味わってみたいと思います!
『鶴齢 しぼりたて 純米酒 生原酒』の味わいは?
では、さっそく開栓してみましょう。
グラスに注いで、香りを嗅いでみると、おおっ、これこれ!この香りですよ!明確に主張する鶴齢特有のセメダイン様の香りが広がります。
専門用語で言えば酢酸エチル由来の香りなんですが、自分は決してネガティヴには捉えていなくて「ああ、自分はいま鶴齢を飲んでいるんだ!」と実感させてくれる、蔵特有の愛すべき個性だと思っています。結局のところ、鶴齢を好きになるか、ならないかって、この酢エチ系の香りに耐性があるかないかによるところが大きいのかもしれませんね。
口に含むと、生原酒らしい強いアタックがガツンと到来!
新酒ならではのフレッシュなガス感とともに、濃厚な米の旨味がどっしりと舌に乗ります。度数17度のボリューム感は伊達じゃなーい!かなりパワフルです。
そして、圧巻なのが後半の展開。
濃厚な旨味が広がったかと思うと、驚くほどシャープなキレがスパッと現れて、口の中をリセットしてくれます。
この強いアタックから潔いキレへの落差がすごい。甘みはありますが、決してベタつかず、後味はドライ。個人的にはこの硬質なキレ味こそが真骨頂だと感じました。
これはもう、冬の味覚と合わせるしかないでしょう。
脂の乗った寒ブリの刺身や、濃いめの煮物なんかと合わせても、このお酒ならガップリ四つで渡り合えそうです。
おわりに
そんなわけで今回は『鶴齢 しぼりたて 純米酒 生原酒』をいただきました。
「強いセメダイン香」に「強いアタック」、そして「シャープなキレ」。鶴齢のわかりやすい個性が全面に出た1本でしたねー。
最近の流行りの酒とはまた違った、雪国の男酒らしい無骨さと力強さを存分に堪能できます。
まるでマイ・ケミカル・ロマンスの初期曲さながらのドラマチックに展開する味わいは、しぼりたてのお酒ならではです!
それではまた。
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